しゅるしゅるぱん 福音館創作童話シリーズ

おおぎやなぎちか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834082074
ISBN 10 : 4834082075
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
古山拓 ,  
追加情報
:
227p;21

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    お気に入りさんの感想とこの本の題名にひかれて図書館から借りてきました。読んでいるうちに最近読んだ浅田次郎さんの「神坐す山の物語」を思い出してしまいました。この本では舞台が岩手ですが、遠野もこの県にありこのような物語があってもいいというふうに感じました。子供向きですが大人が読んでも読むにたえるいい作品でした。

  • 優希 さん

    しゅるしゅるぱんとは何かが気になりますね。父の実家である岩手に引っ越した解人が聞いた「しゅるしゅるぱん」という言葉。その後実際に同じ名前を名乗る少年に出会うのが不思議でした。終戦直後から現代までの時間を境目ない場所で語られるのにも興味深いところです。

  • あたびー さん

    父の故郷である岩手の田舎、朱瑠町に引っ越してきた解人は、奇妙なことが起きると家人が「しゅるしゅるぱん」と口にするのを聞き、その後転校先の教室でしゅるしゅるぱんと名乗る不思議な少年に出会う。終戦直後から現代まで、四代にわたって繋がる家族そして異界との境目が淡い場所の物語が紡がれる。生まれなかった子供しゅるしゅるぱんと、各世代の子供たちとの交流は胸に迫るものがある。

  • 鮎 さん

    叶えられなかった夢ややり場のない哀しみは、どこへ行けばいいのだろう。持ち主すら忘れはてた思念は。輝かしく未来を照らした日々もあったはずのそれらが、あるとき姿を持って現れる。「しゅるしゅるぱん」は合言葉。人恋しさに降りてきた山神さまの悪戯に、村人たちが言う「気付いてますよ」。見えなくても、話せなくても、そこにいるのでしょう。それは優しくてとても残酷な名前になる。「かあさんがそう呼ぶから」。ごめんね、辛くて忘れるしかなかったことも、全て含めて私だったね。しゅるしゅるぱん、見えなくてもそこにいる。

  • 杏子 さん

    しゅるしゅるぱん、という響きが気になって借りてみた。ちょっと万城目学さんの『しゅららぼん』に似た響き。何だろう?と思ったら、とある町の風習みたいなものだった。何かがなくなったり、おかしなことがあった時に呟く言葉。おまじないのようなものなのかな?時系列がバラバラでどうなるかと思ったが、最後には収束。時代を超えた繋がりのような温かいものを感じた。しゅるしゅるぱんの正体が意外だった。絶対、それだと思ったのに。小学生にはよっぽど読む子でなければ無理だと思う。大人が読んだ方が面白く感じられると思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

おおぎやなぎちか

秋田県生まれ。日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」会員。『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)で第45回児童文芸新人賞、「オオカミのお札」シリーズ(くもん出版)で第42回日本児童文芸家協会賞受賞

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品