東と西 1 小学館文庫

いしいしんじ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094086812
ISBN 10 : 4094086811
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p 15cm(A6)

内容詳細

突然、左半身だけになってしまった男が、長野・松本での人生最初の記憶と邂逅する『T』。世間の流れに全く乗れない二十代半ばの仲良し三人組女子が日光への旅であることに気づく『猿に会う』。一万五十歳で生を閉じたはずの河童らしき生物が思わぬ場所に漂着する『極楽』。デザイン事務所見習いの男が謎のインク製造所で働くことになる『赤、青、王子』。江戸の酒問屋の跡取り息子と吉原の花魁との恋の顛末を描いた『すみだ川』。ある習わしに縛られた岡山の一族から脱出した女優の生涯を綴った『東の果つるところ』。日本のどこかを描いた意欲的な小説集。

【著者紹介】
いしいしんじ : 1966年、大阪府生まれ。『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞

栗田有起 : 1972年、長崎県生まれ。『ハミザベス』ですばる文学賞受賞

西加奈子 : 1977年、イラン生まれ。『通天閣』で織田作之助賞受賞

藤谷治 : 1963年、東京都生まれ

森絵都 : 1968年、東京都生まれ。『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞受賞

池田進吾 : 1967年、北海道生まれ。講談社ブックデザイン賞受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mayumi Hoshino さん

    アンソロジーの小説集。西さん、森さん以外の作家ははじめまして。「日本のどこかを描いた」というくくりはあるけど、内容にはまったく一貫性がなく、次にどんな話が飛び出してくるか予想がつかず、自分が試されているようで面白かった。特筆すべきはいしいしんじさんの「T」。正直とても読みづらい。けれど、今まで読んできた語り手=主人公の作品たちは、どんなにはちゃめちゃな内容であっても、読者に親切すぎたのではないか?突拍子もない世界に息づく主人公が物語るにふさわしい文体って、こうじゃないか?と、説得力と凄みに圧倒された。

  • kei@名古屋 さん

    来月の誉田さんが掲載されている東と西2の文庫化前に読了。一発目のいしいさんはかなり上級者向けじゃないのかなぁ?これ一発目に持ってくる???立ち読みしてみんな買わなくなるのでは???豪華な作者陣の気がするがどれもなかなかに読みごたえがあるというのか読みづらいと言うのか。意欲的過ぎて私には少し荷が重かったです。すみだ川が後味が良かったくらいか、あとはすみません。今回は少し負けた気がしました。。。

  • 辛口カレーうどん さん

    ものすごくクセのあるアンソロジー。 好みが分かれそうので、広くおすすめはできないが、私は面白かった。 いしいさんは、童話的な読みやすい作品と、「みずうみ」のような、読みにくい作品があるが、読みにくい方だったため、苦戦した。

  • ピロ麻呂 さん

    西加奈子、森絵都目当てで購入。彼女たちの作品はやはり面白かったけど、1番よかったのは藤谷治さん。遊郭の女と老舗酒屋の息子の恋物語で、お互いに好きなんだけど意地をはって遠回りする。なんかドキドキした(^-^)

  • ういママ さん

    ・・・はぁ、しんどい。この世の果てはしんどい所なのね。西加奈子さんのは割りと軽く読めたかなぁ。目に浮かぶというか現実味がある。好きなのは『極楽』、いや、絶対に好きじゃないけど、何度も読み返しました。ツライ、しんどい、悲しい、醜い。そういうネガティブな思いを幸せという言葉でつつめるのかとか、考えるのも悪くないな。『東の果つるところ』も楽しめた。たまにはしんどいなぁ〜と思う心も良いものでした。

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人物・団体紹介

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いしいしんじ

作家。1966年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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