トリツカレ男 新潮文庫

いしいしんじ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101069234
ISBN 10 : 4101069239
フォーマット
出版社
発行年月
2006年04月
日本
追加情報
:
16cm,160p

商品説明

この世でいちばんペチカをおもってるのは、トリツカレ男のジュゼッペ、このおれなんだ。
せつなくまぶしい、まじりけなしのラブ・ストーリー!


ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。
オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミ・・・。
そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが……。
まぶしくピュアなラブストーリー。

内容詳細

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。

【著者紹介】
いしいしんじ : 1966(昭和41)年大阪生れ。京都大学文学部仏文学科卒。2000(平成12)年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』を発表。’01年、『トリツカレ男』発表。’03年、『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞。’04年、『プラネタリウムのふたご』が三島賞候補作に。’05年、2年ぶりの書下ろし長篇『ポーの話』発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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登場人物がみんなすてきな人たち。 トリツ...

投稿日:2012/10/17 (水)

登場人物がみんなすてきな人たち。 トリツカレたように何かと向かい合うって素晴らしいなと思った。

ameg さん | 東京都 | 不明

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短くて読みやすいです。周囲から愛されるト...

投稿日:2012/10/08 (月)

短くて読みやすいです。周囲から愛されるトリツカレ男だからこそ得られたハッピーエンドがよかったです。

凍土 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    新潮百冊】トリツカレ男(ジュゼッぺ)。海外の児童文学のようんだと思ったら、仏文の出身とのこと。いい感じで行き過ぎていて、いい感じで女性に取り憑かれる。幸せ終わり(happy end)でほっとしました。亡くなられたタタン先生の話は悲しいけど、その悲しみを引き受けることができるほど取り憑かれていることの有り難さが身にしみる。

  • ダリヤ さん

    きれいなことばが、あちこちにちりばめられていて、ずっと、かばんのなかにしのばせておきたい、やさしさがきらきらつまった、ほん。

  • ソルティ さん

    かわいくてじんわりほのぼのする。なんにでもハマって取りつかれちゃうジュゼッペが風船売りの女の子ペチカに恋をする。その恋の取りつかれ具合がかわいいし、昔自分がハマったものを駆使して鮮やかに解決するところがまたおもしろい。友達のハツカネズミの存在がまたいい。最後はハッピーエンドだし、心が暖かくなるいい話。「「友達になりたいんだ、ペチカ、きみと」(中略)「こんな私を友達っていってくれるのなら、喜んで!」」「「どんな、って、そりゃ、素敵な笑顔さ。僕の知ってる人間のなかで、あんなすてきに笑うひとはいないよ。」」

  • seacalf さん

    「とりつかれちまったね、きみ」 「ものの見事に」 この本を開けば、幸せな時間が待っている。気持ちがとても温かくなること、請け合いです。 おとぎ話のような世界観と、愉快な語り口に惹かれて読み進めていくと、自然と笑みがこぼれてくる。胸がぽっと温かくなるシーンも何度かあるし、飽きさせない緩急あるストーリーも楽しい。 どなたにもおすすめしたい1冊です。

  • ehirano1 さん

    “愚直なまでの素直さ”は美しいとさえ感じました。どんなに齢を重ねても、この様な素直さは忘れずに持っておきたいものです。

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人物・団体紹介

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いしいしんじ

1966年、大阪市生まれ。京都大学文学部卒。’96年、短篇集『とーきょーいしいあるき』(のち『東京夜話』に改題して文庫化)、2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』刊行。’03年『麦ふみクーツェ』で第18回坪田譲治文学賞、’12年『ある一日』で第29回織田作之助賞、’16年『悪声』で第4回河合隼雄物

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