花を呑む 光文社時代小説文庫

あさのあつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334778125
ISBN 10 : 4334778127
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
353p;16

内容詳細

「きやぁぁっ」老舗の油問屋で悲鳴が上がる。大店で知られる東海屋の主が変死した。内儀は、夫の口から牡丹の花弁が零れているのを見て失神し、女中と手代は幽霊を見たと証言した。北町奉行所の切れ者同心、木暮信次郎は探索を始めるが、事件はまたも“仇敵”遠野屋清之介に繋がっていく…。肌を焦がす緊張感が全編に溢れる、人気シリーズ待望の第七弾。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954年岡山県生まれ。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、「バッテリー」シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。2011年、『たまゆら』で第18回島清恋愛文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    このシリーズ最新刊の7冊目です。やはりこの3人の主人公は魅力的ですねえ。私自身がひねくれているのか、比較的性格的に問題がある同心が好きになってきました。ちょっとした事も見逃さない感じです。小間物屋を営む主人公は過去の暗い経歴からひたすらいい子でいようというところがあります。商売のコツなどもうまく取り入れています。親分は年の功から二人の間をうまく取り持つ役割を果たしています。今回の事件は悪女が出てきて楽しめました。まだまだ続いていくようで楽しみな時代小説です。

  • ちょろこ さん

    シリーズ7の一冊。ますます二人の魅力にやられ、伊佐治ファミリーの悲喜交々にもやられた感いっぱいの巻だった。老舗問屋の主人の変死を軸に、そこに並行するかのように描かれる哀しみに対峙する女と女心。そこに寄り添う清之介や伊佐治、おふじさんの優しく、時に厳しい言葉が心に響いた。信次郎の年に一度かというぐらいの貴重な優しい口調には思わずキュンと。信次郎はやっぱり清之介と強い縁で結ばれているのね。勝手に魂が求め合ってしまうそんな関係なんだろうな。人は語ることで苦しみを解放することができると、最後にしみじみ実感。

  • りゅう☆ さん

    口から牡丹が溢れて変死した東海屋の側にいたのは彼の妾の幽霊だった。彼は怨霊に殺されたのか?今回信次郎はしばらく床に臥せて探索開始が遅れてしまう。太助の嫁おけいは2度の流産で精神的に参り、おふじと喧嘩して家を飛び出した。また清之介の兄主馬が病気で小平太が五百両借りにきた。第二第三の遺体も見つかり…。全く接点のない様々な事柄が誰も気づかない綻びを見つけて見事に繋ぎ合わせた信次郎はやはりスゴイ奴。今回伊佐治の信次郎に対しての愚痴はいつも以上のような?これほど言われてあの信次郎がキレない伊佐治の存在って大きいね。

  • ALATA さん

    弥勒シリーズ第七作。牡丹を呑み、横死した東海屋五平の謎解きに挑む進次郎。「怨み・・・晴らしてやった・・・」お栄の前に現れた生霊がおどろおどろしい。一粒金丹、阿芙蓉が絡み遠野屋周辺も俄に忙しくなってくる。青白く煌めく刃で進次郎が気合いを放ち、一寸先でかわす清之助。薄氷に立つ二人の心理戦に相変わらずしびれる。★5※「旦那・・・いいかげんにしてくだせい」情に流されることない進次郎が簪を買うなんて!?

  • はつばあば さん

    この本が文庫になった時から今迄積んだままだった。読みたくて仕方がなかったけど、研ぎ澄ました信次郎と遠野屋の見えない殺意ってものが怖くて。だけど無事読了(^^;。伊佐治がいるからこの本が成り立つと云っても過言ではない。幽霊より怖いのはやはり人。遠野屋の兄の病はきっと治るだろうが・・いつまで続くのだろうこのハラハラドキドキ感は。信次郎と遠野屋の結末はどうなるのだろう・・。あぁ又次巻が出ても温めてしまうだろうな(^^;。

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あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜4』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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