残陽の廓 闇医者おゑん秘録帖

あさのあつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120056352
ISBN 10 : 412005635X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

遊女たちの命を次々に奪う病の正体は!?―美濃屋の用心棒・甲三郎とともに、おゑんはその謎を追うが…。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、91年に作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜6』で小学館児童出版文化賞を受賞。2011年、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    ふぅ。あさのさんはやっぱり巧いなぁ。そんな読後感。未知の病への震恐はつい先日まで私達が感じたこと。男たちの怨みを晴らすと言う言葉は、何処かですり替えた都合のいい言い訳だ。おゑんがそこを衝く顛末がスカッとするこのシリーズが大好きだ。𠮷原で起きた変死事件の裏には醜い男たちの闇があって、いつもに増しておゑんの活躍が光る第3弾だった。遊女に惚れられるおゑんも好い。次も楽しみにしたい。

  • とし さん

    闇医者おゑん秘録帖(残陽の廓) おゑんさん、自身も葛藤を抱えているが凜として清々しく自身を貫く姿は美しいですね。

  • タイ子 さん

    遊女がおゑんさんに惚れた。吉原のトップに君臨する花魁に心から惚れられたおゑんさん。それはさておき今回の闇医者おゑんが立ち向かうのは得体の知れない病で急死した吉原の遊女たちの謎を解く話。倒れてから時を置かずして死亡する姿が不思議なことばかり。妓楼の惣名主の意を受けて用心棒・甲三郎とともに調べ始める。その甲三郎にも誰にも言われぬ過去があり、それが後々悲劇となって襲い掛かるのが何とも切なすぎる。遊女たちの死因と甲三郎の過去が並行していくさまがあさのワールドの面白さ。恨みが情念に変わる時人は鬼になる。

  • itica さん

    今回は吉原の廓で起きた不可解な死の病に関わってしまうおゑん。死を免れた者、死を引き寄せた者、おゑんはその狭間で命を救おうとするが、恨みや欲と言った病は治せるはずもない。おゑんにとっては試練であったと思うが、ずっと苦楽を共にしてきた末音、患者から助手になって逞しく成長した春、ふたりの存在がどれほど心強いかを知った回でもあった。

  • がらくたどん さん

    のっけから艶っぽい♪おゑんさん、吉原一の花魁に惚れられる。初巻でサラリと触れられた「ふたなり」という言葉がこんなところで意味深な輪郭を持って描き出されるなんて。流れ着いた女性達に世の柵を脇に置いて「自分で決める」覚悟を説いてきたあの闇医者おゑんが花魁の深く偽りのない想いに己の覚悟を試される。もちろん花街を舞台にした謎めいた死の連鎖がしっかりと絡み、患者の命を繋ぐために病の元を見極めようとする医者としてのおゑんの観察眼も冴えわたる。薬師末音と看護人お春の息もピッタリ。遊郭の用心棒の存在がピリッと効いている♪

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あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜4』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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