ハリネズミは月を見上げる 新潮文庫

あさのあつこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101340340
ISBN 10 : 410134034X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

あなたも最低。許せない―。高校二年生の鈴美は逆上した痴漢から守ってくれた比呂に感謝するが、予想外のきつい言葉を返され戸惑う。周りから浮くことを恐れる鈴美は、独りでも毅然とふるまう比呂と接するなかで次第に変化してゆく。だが比呂もまた、誰にも言えない悩みを抱えていて…。両親の離婚、中退した幼馴染み、壊れてしまった心。まばゆい出会いが胸に響く青春小説の新たな傑作。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜6』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • フジッコ さん

    様々な言葉の暴力の形。言葉は危険物、扱い方を間違えると、人一人を抹殺してしまうくらいの破壊力あるのに、誰もその事が分かっていない、考えて言葉を発していない。それはとても怖い事なんじゃないかなぁ。でも、自分ももしかしたら、何気なく言葉を発して人を傷つけているのではないかと考えると、立ちすくんでしまいそうになる。 難しいけど、無関心でいてはいけない大切な問題。あさのさんは、分かりやすい丁寧な文章でそれを教えてくれました。ありがとうございます。

  • kuma suke さん

    大人たちの問題に正面からぶつかる主人公たち、えらいな…。大人になると目をそらしたり、ごまかしたり、そんな技ばかり身につけちゃうよな。

  • Hideo Itoh さん

    紛れもない「青春小説」なので、68歳のじぃさんが感想を述べるなんて見当違いもはなはだしいのだが一言だけ。まわりからハブられたり、苛められたりしないよう、じぶんのホントの気持ちを封印して窮屈な生き方をしている中高生に是非とも読んでほしいとだけ書いておこう。あ、おとなになってもあるか・・・こういうこと。

  • あんこ さん

    久しぶりにあさのさんの本を読んだ。すっと心に入ってくる言葉が好きだ。大人の問題も子供の問題も、目に見えない暴力はなくならないし、きっと本当の意味での解決なんてしないだろうと思う。でもこの二人は出会えて良かった。このテーマで書いたのは、あさのさんが言葉を扱う作家という立場だからなのかな、と思ったりした。意気込んで感想を書こうとすると、綺麗事を並べることしかできなくなりそうなのでうまく言葉にできないけど、私はこの本が学校の図書館に置かれていたらいいなと思う。

  • Koji Hozumi さん

    自分の感情をうまく言葉にできない主人公。そこへ現れた、自分の意見を、歯に衣着せぬ言い方をするため、孤立している少女。相反する、互いの性格に影響を受け、新たな一歩を踏み出すために必要なモノに気付く。ただ、それは簡単なことではなかった。 この話から、人の弱さとは何かを突きつけられる。力関係の中で生まれる、弱者への様々な暴力。そこから、生み出されるものは何もなく、結局心の傷を、互いが背負うことになる。生きていく中で、自分自身をどうコントロールしていくか、主人公の心の動きから、感じ取って欲しい。

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人物・団体紹介

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あさのあつこ

1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、91年に作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1〜6』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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