CD 輸入盤

ヴァーノン・ハンドリー EMIレコーディングス(5CD限定盤)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
0982022
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

ハンドリー/EMIレコーディングス
ディーリアスからロシア物まで
CD5枚組限定盤


イギリス音楽ファンにはなじみ深い指揮者、ヴァーノン・ハンドリーは、2008年9月10日に亡くなっています。今回、EMIから登場する5枚組ボックスは、ハンドリーの没後3周年に合わせてリリースされるもので、英国楽壇に多大な貢献をした名匠の功績を称えるものとして注目される内容となっています。
 ハンドリーは1930年11月11日、ロンドン特別区北部のエンフィールドに誕生。アイルランド人の母はピアノ教師、父はアマチュアのテノール歌手というケルトの家庭でした。1歳半で正確に歌えるようになり、早くからピアノも始めていたハンドリーでしたが、8歳のときに手のケガでピアノを断念し、スコアとレコードの世界に没頭、12歳のときにはかなり正確にスコアを読むことができるようになっていました。。
 その後、ハンドリーは言語学を学ぶためにオックスフォード大学バリオル・カレッジに入学しますが、在学中も音楽への情熱は高まるばかりで、最後の年度でさえアマオケや聖歌隊を指揮して過ごすほどでした。やがてハンドリーは、ギルドホール音楽演劇学校に進み、そこで本格的に指揮法を修めることとなります。
 指揮者の卵となった若いハンドリーは、エードリアン・ボールトに手紙を書き、リハーサルへの出席を懇願します。ボールトは出席を許したばかりか、オフィスに招待してバックスの交響曲第3番のスコアを開き、ハンドリーに指揮をしてみるように指示し、なんとかこなしたハンドリーに対して、援助することを約束します。
 1961年、ボールトの推薦により、ボーンマス交響楽団を指揮することとなったハンドリーは、熱烈に歓迎され、翌年には、ギルドフォード・フィルハーモニックの音楽監督に就任します。31歳でした。しかしギルドフォード・フィルの財政状況は厳しく、ハンドリーは、1966年からはロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで教えながら、イギリス各地で指揮をするようになり、同時にBBC交響楽団などでエードリアン・ボールトのアシスタントをたびたび務めて経験を深めてゆきます。
 ハンドリーの名が広く知られるようになったのは、スウォンジー音楽祭でロンドン交響楽団を指揮して成功を収めてからで、翌年から同オケへや北欧のオケに客演するようになり、やがてその実力が評判を呼んで、ロンドン・フィルやニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィル、バーミンガミ市交響楽団など、数多くのオーケストラとレコーディングがおこなわれるようになりました。
 ハンドリーの最初の録音は、1965年、ギルドフォード・フィルとのバックスの交響曲第4番というものでした。以後、イギリス音楽を中心に数多くのレコーディングを精力的におこない、その数は160に達し、うち87の作品が初録音(!)という開拓者精神にあふれた献身的な仕事ぶりは見事なもので、バックスやヴォーン=ウィリアムズ、スタンフォード、アーノルド、シンプソン、エルガーなどで聴かせた、作品の姿を正しく伝える堅実なアプローチには、英国音楽ファンの信頼厚いものがありました。
 演奏が終わり拍手喝采を受けるとき、聴衆に向かって作品のスコアを示して見せることも多かったというハンドリーは、グラモフォン誌のレコード・オブ・ジ・イヤーを3度受賞し、また、2003年にはSpecial Achievement Awardを受賞、亡くなる前年の2007年には、BRIT AWARDSのLife time achievementを受賞するなど、英国では高い人気を誇っていました。

【EMI ICON BOX】
今回、EMIから登場するセットは、得意のイギリス音楽を中心に、ロシア物やフランス物、そしてタスミン・リトルとの2曲のコンチェルトまで含まれる多彩な内容となっており、ボールト譲りのバランス感覚と品位に加え、メリハリも効いたハンドリーの素直な音楽づくりをじっくり味わうことができます。
 装丁はクラムシェル・ボックス仕様で、各CDは紙製ケース入り、24ページのブックレットが付属します。(HMV)

【収録情報】
CD1
・ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 作品61
 ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

・ブリス:序曲『エディンバラ』
 バーミンガム市交響楽団

CD2
・ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

・ウォルトン:ヒンデミットの主題による変奏曲
 ボーンマス交響楽団

・ティペット:二重弦楽合奏のための協奏曲
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

・フィンジ:エクローグ(ピアノと弦楽オーケストラのための)
 ピアーズ・レイン(ピアノ)
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

CD3
・ディーリアス:春を告げるかっこうを聞いて
・ディーリアス:川辺の夏の夜
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

・ディーリアス:イギリス狂詩曲『ブリッグの定期市』
 ハレ管弦楽団

・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第2番『ロンドン交響曲』
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

CD4
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
 タスミン・リトル(ヴァイオリン)
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

・フォーレ:パヴァーヌ 作品50
・フォーレ:マスクとベルガマスク 作品112
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

CD5
・チャイコフスキー:幻想的序曲『ハムレット』作品67
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

・ムソルグスキー:『禿山の一夜』
・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 作品34
・ボロディン:中央アジアの草原にて
・ボロディン:『イーゴリ公』序曲(編:グラズノフ)
・リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』作品36
 ハレ管弦楽団

 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)

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