SACD 輸入盤

ワーグナー:ジークフリート牧歌、R.シュトラウス:メタモルフォーゼン、シューマン:コンツェルトシュテュック ナガノ&バイエルン国立管

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
S108061
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ナガノ&バイエルン国立管弦楽団、冴え渡る指揮と伝統のひびきの融合
ワーグナーの『ジークフリート牧歌』、シュトラウスの『メタモルフォーゼン』
シューマンの『コンツェルトシュテュック』


2006/07年のシーズンよりバイエルン国立歌劇場音楽監督を務め、これまでに意欲的なオペラ上演や斬新なコンサート・プログラムでめざましい成果を上げてきたケント・ナガノ。「FARAO」の最新アルバムは、同じ顔ぶれによるブルックナーの第7交響曲や、「FARAO」の前作『メンデルスゾーン、ブラームスとシューマンの声楽曲』のライヴ録音盤の2年前、2008年にミュンヘンのスタジオでセッションを組んでレコーディングされたもので、楽団が伝統的に得意としてきたシューマン、ワーグナーそしてシュトラウスの管弦楽作品を取り上げた内容となっています。
 アルバムの構成は、強力なホルン・セクションの雄叫びも高らかに、シューマンの『コンツェルトシュテュック』で幕を開けたあと、幸福感で満ち足りたワーグナーの『ジークフリート牧歌』がつづき、シュトラウスの『メタモルフォーゼン』で消え入るように閉じられるというもの。ここでも理知的な語り口と情報量のゆたかさで評価の高いナガノのアプローチは冴えていて、とりわけワーグナーとシュトラウスで遺憾無く威力を発揮。すべての楽器が対等に主張する室内楽的な響きが確保されています。ナガノの要求に応えるオーケストラの側も、日常的にワーグナーやシュトラウスのオペラを演奏していることからくる安定感と作品へのたしかな適性があきらかで、ちょっとしたフレーズにも絶妙なニュアンスがあふれています。
 古くは17世紀にその起源を遡るドイツ屈指の名門に、あたらしい息吹を送り込んだナガノ。伝統と革新の融合を感じさせるアルバムといえましょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・シューマン:4本のホルンと大管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ長調 op.86 [7:36+4:54+6:00]
・ワーグナー:ジークフリート牧歌 [19:22]
・R.シュトラウス:メタモルフォーゼン [27:59]

 ヨハネス・デングラー(ホルン)
 フランツ・ドラクシンガー(ホルン)
 ライナー・シュミッツ(ホルン)
 マクシミリアン・ホッホヴィマー(ホルン)
 バイエルン国立管弦楽団
 ケント・ナガノ( 指揮)

 録音時期:2008年11月
 録音場所:ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 プロデューサー:フェリクス・ガーゲルレ、アンドレアス・ツェンメラー
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Lebhaft - Various Performers
  • 02. Romanze - Various Performers
  • 03. Sehr Lebhaft - Various Performers
  • 04. Siegfried-Idyll - Bavarian State Orchestra
  • 05. Metamorphosen - Bavarian State Orchestra

ユーザーレビュー

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オーケストラ・アンサンブルの極致を聴く ...

投稿日:2017/06/26 (月)

オーケストラ・アンサンブルの極致を聴く シューマンの憧れ ワーグナーの戯れ R.シュトラウスの憾み 楽曲誕生の切っ掛けはそれぞれだが中心を貫く楽天性をナガノは見切っている ”コンツェルトシュテック”は名乗るように協奏曲だが ”牧歌”と”メタモルフォーゼン”はオーケストラ曲でありながら最大規模の室内楽だ いずれも有名曲だが作曲家の代表曲ではない スピン・オフ的色彩が濃い作品とも言える メーン・ディッシュにはならないものを集めたプログラムとは面白いが演出が難しい 並立ではコンサート・デュナーミックが着かない ナガノは何を思ったのだろうかと考える それにしても見事な演奏じゃないか そうかバイエルンO.の特色と技量を見せる良い曲目だと思ったのか 慥かにバイエルンO.の音色無くして三曲の魅力は伝わらなかっただろう ホルンも木管もそして弦も落ち着いた馥郁たる響きを奏でる いつもは退屈で切るか飛ばしてしまう”牧歌”をわたしが味わえたのだから魅力ある音と演奏なのだ 鳥鳴く窓べ 朝風に吹かれながら SACDを7chで再生した あなたもいかが     

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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複雑なわりにいまいち脈絡がなくて演奏しづ...

投稿日:2013/03/17 (日)

複雑なわりにいまいち脈絡がなくて演奏しづらそうな曲ばかりですが、ナガノは一点の緩みもなく緊張感を持続させながら一つ一つの駒を着実に進めるかのように曲を構築していきます。彼のいつものスタイルと言えばそれまでですが、きっと楽団員にとっては頼もしいことでしょう。同じアジア系指揮者として(米国人ですが)彼には小澤征爾のあとを継いでほしいものです。 録音はSACDらしいリアルサウンド・リアルスケール志向です。いわゆるオーディオ的ハイファイではなく、一見地味に聞こえますが、無理にノイズを消していない純度の高い音で、音量を上げていくと音にボディが出てきて、まるで眼前で演奏しているかのような実在感に圧倒されます。特にメタモルフォーゼンは単に弦5部の曲ではなく23のソロのために書かれたものであることが実感でき、実は途方もない曲だったんだなあと感じさせてくれる精度の高い録音です。質の高いオーディオ機器をお持ちの方はぜひ大きめの音量でお試しください。高級ヘッドホンとも相性はいいでしょう。 選曲といい演奏といい録音といい極めて通人向けの一枚でした。ナガノさん、恐れ入りました。

カンタレリ さん | 東京都 | 不明

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