地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編

竹内正浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784533100796
ISBN 10 : 4533100791
フォーマット
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
159p;21

内容詳細

鉄道の路線を扱うこれまでの書籍には無かった、地形論的アプローチ。鉄道は勾配に弱い乗り物で、地形を考慮しないルート選択は成立し得ない。特に、機関車が非力だった創成期の鉄道は勾配が10‰以下に抑えられ、ほとんど水平の場所しか敷設できなかった。また勾配の問題だけでなく、未熟な土木技術や工事費用の点から、トンネルや橋梁を極端に避けた。そのため、現代から考えればトンネルや橋で難なく抜けられる場所に思えても、極端なカーブを用いたりしている箇所が少なくない。本書は、東京都心部と近郊の鉄道を取り上げ、路線がどのように決定されたか、地形を糸口に謎解きを楽しむ一冊である。

【著者紹介】
竹内正浩 : 1963年愛知県生まれ。JTBで20年近く月刊『旅』などの編集に携わり、各地を取材。退社後、地図や近代史研究をライフワークとする文筆家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うっちー さん

    書名の大きさ通り、鉄道路線の謎を中心にして欲しかった。政治で読み解く感も満載

  • びすけっと さん

    2015年1月刊。新入図書出会い本。これくらいに丹念に調べて記述するととても興味深い本になるんですよねえ。大量輸送には事欠かない鉄道も、敷設当時は動力に力が無く、地形に逆らわなかった。京浜東北線や埼京線ルートの選定が興味深い。また私鉄各線の都内へなんとか路線を駅をと模索する姿もおもしろい。いまや相互乗り入れでかなり実現しているけれど。荒川放水路建設にまつわる路線変更や、新京成線の曲がり具合は利根川水系と東京湾に注ぐ水系の分水嶺を辿って建設されたものという探求の成果が興味深い。本書を持って巡ってみたい。

  • しんこい さん

    住宅も建て込んでいなかった時代の東京でも、線路をひくには急勾配をさけ切通しをつくったり工夫がいったのですね。私鉄が山手線のうちに入ろうと悪戦苦闘したり、荒川放水路ができて鉄道も変わり地名も代わりと、ここ100年でも色々変化があるものです。

  • 入道雲 さん

    古い資料も丹念にまとめて貴重な情報満載。個人的には、地元であるので荒川放水路界隈の路線付け替えや、新京成のクネクネに絡み、親戚の住む松飛台の地名の由来が分かったのも面白かった。 他の地域版も読みたい。

  • とみやん📖 さん

    面白かった!特に最後の陸軍、海軍シリーズがいいですね。新橋横浜間の海辺りの路線になったとか、用地買収はいつの時代も困難を伴いますますね。

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