自閉症者の魂の軌跡 東アジアの「余白」を生きる 叢書魂の脱植民地化

真鍋祐子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862280770
ISBN 10 : 4862280773
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
331p;19

内容詳細

自閉少女から東大教授へ
その壮絶な記録

・小学校時代、担任教師や級友たちのいじめ。
・院生時代のアカデミック・ハラスメント
・30歳過ぎまで、出しても出しても送り返されてくる大学への公募書類。その数、30余。
そんな絶望の日々、心酔し、狂い死ぬほど笑ったナンセンスソング、クレイジー・キャッ ツの「ホンダラ行進曲」。

・学会でタブーとされていた韓国民主化運動における死者に注目した独創的な博士論文が評価され、
大学から助教授就任の打診をうける。

・自閉症者としての著者自身の生と切り結びながら、死者やマイノリティへの省察をすすめる。
既存の構造と構造のはざまの疎外された「余白」を源泉として、価値逆転的に展開される独創的な眺望。
・自閉症者にかぎらず、さまざまなマイノリティにも開かれる瞠目すべき実践と思索。


著者について
東京大学東洋文化研究所教授
1963年北九州市生まれ。奈良教育大学卒業、筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了。社会学博士。
著書『キャンパスに見る異文化―韓国暮らしの素描』『烈士の誕生―韓国の民衆運動における「恨」の力学』(以上、平河出版社)
『増補 光州事件で読む現代韓国』(平凡社) ほか
訳書『恨の人類学』(崔吉城著、平河出版社)

【著者紹介】
真鍋祐子 : 東京大学東洋文化研究所教授。1963年北九州市生まれ。奈良教育大学卒業、筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • SQT さん

    自閉症者として生を受け、自身の扉を開き、近しい人の死を経験するなかで、どのように彼らの気持ちに寄り添い、それを理解し表象することができるか。それは「証言不可能性」に帰着するのだが、それでも自身の謙虚さを持って彼らの歴史を理解しようとすることをやめてはならない…。圧倒された感がある。読むべき本

  • ぼや さん

    ハン・ガンの「少年が来る」で光州事件を知り衝撃を受け、「光州事件で読む現代韓国」からここまでたどり着いた。「誰かが死ぬことと自分が生きていることには何の関係もない」それこそが私が理解できなくて、不思議で許せないような気がすること。死んだのは自分だったかもしれないし、何の尊厳もない無数の死が存在し、私はそれに何ら関わることができない。ハン・ガンが「少年が来る」で生々しく死体を描いたように、ただ目を背けてはいけないのだと思った。全ページ私の頭の中に丸ごと入ってほしいと思うくらい、自分にとって圧倒的な本だった。

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