樹は語る 芽生え・熊棚・空飛ぶ果実

清和研二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714965
ISBN 10 : 4806714968
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;19

内容詳細

老樹が語る、いのちを繋ぐ木々の気持ち―森をつくる樹木は、さまざまな樹種の木々に囲まれてどのように暮らし、次世代を育てているのか。発芽から芽生えの育ち、他の樹や病気との攻防、花を咲かせ花粉を運ばせ、種子を蒔く戦略まで、80点を超える緻密なイラストで紹介する。長年にわたって北海道、東北の森で研究を続けてきた著者が語る、落葉樹葉樹の生活史。

目次 : 序章/ 第1章 水辺に生きる(ハルニレ―春楡/ イヌコリヤナギ―犬行李柳/ オニグルミ―鬼胡桃)/ 第2章 明るい撹乱跡地でひたむきに生きる(シラカンバ―白樺/ ケヤマハンノキ―毛山榛の木)/ 第3章 老熟した森で生きる(イタヤカエデ―板屋楓/ ウワミズザクラ―上溝桜/ トチノキ―栃の木/ ミズキ―水木/ ミズナラ―水楢)/ 第4章 森の中の隙間で育つ(ホオノキ―朴の木/ クリ―栗)

【著者紹介】
清和研二 : 1954年山形県櫛引村(現鶴岡市黒川)生まれ。北海道大学農学部卒業。北海道林業試験場で広葉樹の芽生えたばかりの姿に感動して以来、樹の花の咲き方や種子散布の精妙な仕組みに驚きながら観察を続けている。近年は天然林の多種共存の不思議に魅せられ、戦後開拓の放棄田跡に天然林を模して木々を植えながら暮らしている。現在、東北大学大学院農学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 翔亀 さん

    【シリーズ森26】久しぶりの森シリーズ。これは森のストレートど真ん中だ。そして私のツボだった。本書には、ハルニレからクリまで12種の落葉樹が並ぶ。東北と北海道をフィールドにしていて私の近所の森では見かけない樹も多いので敬遠していたが(植生的には全国に分布しているものがほとんど)、感動と興奮をもって読み終えた。素晴らしい!!図鑑的な類書にない特徴を列記しておこう。1)樹木の芽生えから成長、開花から種子の散布までを科学的に解説。これはよくあるものの、2)フィールドでの植物学的観察と実験による著者(及び↓

  • むつこ さん

    イラストで紹介される葉っぱや果実、種たち。名前は知らないけれど土地の名前に使われていたりする。そんな樹たちがどういう風に子孫を繁栄させていたか、想像したことがなかった。スーパーで売っている栗と山栗の違いひとつとっても、なるほどと合点がついた。作者の樹や森に対する愛情がうかがえる一冊。

  • けんとまん1007 さん

    2017年の1冊目。樹は語るのタイトルのとおり、樹について、樹の代りに語っているような文章の味わいが素晴らしい。身近なところにも樹はあるし、森に入ることもあるので、一層、樹々たちの語らいが響いてくる。それぞれに、生き抜くために身につけた能力には、脱帽するしかない。また、それだけでなく、それを解き明かすための研究する人々のエネルギーや目の付け所も興味深い。樹々たちは、今の人間たっちをどう見ているのだろうか?聞いてみたくなってきた。

  • やま さん

    専門書なので難しい面もありますが、興味深く読ましていただきました。樹木の親子関係、母木と種子の芽生えの関係にこんな一面があるとは驚きです。自然の摩訶不思議な仕組みの一端に触れた気分です。

  • 井上岳一 さん

    いやー、これは素晴らしい。前著、「多種共存の森」も良かったけれど、より樹に寄り添って書かれた本書のほうが、木や森に対する素直な思いが伝わってきて良い。僕たちは森のことをちゃんと知らない。知れば知るほど、森という世界の素晴らしさがわかる。知ることが愛の始まりなんだということを本書は教えてくれる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

物理・科学・医学 に関連する商品情報

おすすめの商品