河出書房新社編集部

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石牟礼道子 文藝別冊 KAWADE夢ムック

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309979410
ISBN 10 : 4309979416
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
223p;21

内容詳細

近代の最暗部から、魂の救済へと言葉を紡いた作家・石牟礼道子。激動の時代を生きたその生涯と、豊かな自然に支えられた作品の魅力に迫る決定版。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen さん

    この手の本を愛好しているので、著者名を冠したムック本であれば、速攻購入し座右に置いて悦に(レビューに手間取ったが)。鼎談の「伊藤比呂美×高橋源一郎×町田康」を真っ先に読む。次は何を読もうか?と目次に目を走らせていると、志村ふくみ氏の後に、赤坂真理氏の名が。そうか彼女も、石牟礼氏の最晩年に親しんでいた人たちのお一人だったか。そして彼女は「石牟礼文学に光を感じ、宮沢賢治やジブリが好きな人とは、親和力がある!」と書いている。いい文章。赤坂氏はずっとレビューを想い続けている作家。こうしたご縁は大切にしたいもので。

  • algon さん

    石牟礼道子への分析論考を重ね、対談や鼎談を通して理解を深める企画。「苦海浄土」以来石牟礼関連の本を読んできて、まずこの本の8割方が理解できたという事が単純ながら嬉しかった。そして水俣病レクチャー関連3篇も誠実で分かり易くありがたかった。各エッセイも思いがこもってとても良かった。特に冒頭の藤原氏、志村氏、赤坂氏のエッセイは読みごたえがあった。ただ論考の中で石牟礼をコンピュータのテキストマイニングで定量分析研究するという報告があったがさてそんな事がどんな意味をもたらすのかトシヨリにはさっぱり判らず…(笑)。

  • フム さん

    文藝別冊、石牟礼道子さんの追悼。まずは、いとうせいこうさんと若林英輔さんの対談が良かった。石牟礼さんは、自分の横にいる、言葉を奪われた者たちのために書いていた。書く主体というのが自分であるだけでなく、さまざまな不条理にあった人たちであるという感覚に心が震える。最新の石牟礼文学研究の論考も興味深く読んだ。渡辺京二が講談社文庫解説で『苦海浄土』がドキュメンタリーではなく私小説であることを強調した背景などを興味深く読んだ。『苦海浄土』の創作については古賀徹の論考「語ることの真理」も厳しい視点で書かれている。

  • takakomama さん

    エッセイ、対談、レクチャー、鼎談、人物評伝、ブックガイド、論考などなど。石牟礼さんの著作を1冊しか読んでないので、私には論考は難しかったけれど知識が増えました。 同じ本を読んでも全く感想が違う、伊藤比呂美さん、高橋源一郎さん、町田康さんの鼎談が面白かったです。

  • 夏みかん さん

    石牟礼道子さんの本を「読みたい」「読まなきゃ」と強く思わせる記事が多くてとても良かった。なかでも「宇宙世紀 はじまる」の論考はユニークで面白かった。それにしても、「苦海浄土」のような素晴らしい本を中学や高校時代に子供たちに勧めようとしない(私はどこからも誰からも勧められなかった)この国は本当にダメだと思う。きっと福島のことも歪んだ差別だけが残り忘れられていくのかと思うと気が滅入る。

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