「ゴジラ」東宝特撮未発表資料アーカイヴ プロデューサー・田中友幸とその時代

株式会社東宝映画

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048544658
ISBN 10 : 4048544659
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,458p

商品説明

誰も見たことのないゴジラの資料、写真がいま、蘇る!

【概要】
成城の東宝撮影所の助監督室あった未整理の資料の中から、1984年に公開された復活版『ゴジラ』をはじめ、数々の未発表原稿や資料が出てきた。
ダンボールの中に無造作に詰め込まれていたのは、『ゴジラ』シリーズを再び世に出そうと奮闘する田中友幸プロデューサーのかけ声の下、気鋭のSF作家をはじめ数多くの脚本家たちが書き上げたプロット、シナリオ、また1989年公開の『ゴジラ対ビオランテ』の公募シナリオ、さらにこれまで名のみ知られてその実像が一切分からなかった幻の企画や未制作作品に関するものなど、どれもが貴重な資料ばかりであった。
本書は、その膨大な量の文書を整理し、全体を3部に分けて構成。復活ゴジラのために光瀬龍ら気鋭のSF作家たちが書いた梗概や設定資料、『ゴジラ対ビオランテ』のプロット集、東宝SF特撮映画のプロット集などを収録、さらにそのシナリオ作成にかかわった関係者たちにインタビューし、その時代の証言を掲載する。また、1962年公開の『キングコング対ゴジラ』をはじめとする、これまで発表されたことのなかった『ゴジラ』シリーズの貴重な写真も一挙収録する。
『ゴジラ』シリーズが再び世に出るまでの軌跡、これまで公開されなかった幻の企画、写真を一挙に紹介する本書は、ファン垂涎の貴重な資料集であるとともに、名プロデューサー・田中友幸をはじめとする当時の日本の特撮映画に情熱を傾けた人々の姿を描き出したノンフィクションでもある。「正史」に書かれなかったもう一つの真実の歴史、日本の文化史、大衆芸能史上に記される、重要な書となることは間違いない。

【構成】
口絵 「キングコング対ゴジラ」未発表写真集
はじめに 木原浩勝

第1部 1984年版「ゴジラ」
    解説 1984年版「ゴジラ」制作の経緯について 清水俊文 
    ゴジラ(プロット+メモ) 眉村卓 
    ゴジラの復活(プロット) 光瀬龍 
    God‘s Godzilla 神々のゴジラ(プロット) 荒巻義雄 
    中編小説 スーパーゴジラ 神々の怒れる使者 荒巻義雄 
    ゴジラの花嫁?(シナリオ) 海上日出男 
    ゴジラの復活 第2稿(プロット) 中西隆三 
    中西隆三氏「ゴジラの復活」に対する田中友幸氏の注文 所健二 
    ゴジラの復活 第3稿(プロット) 中西隆三 
    KING of MONSTERS ゴジラの復活 検討稿(印刷台本) 
原案 神宮寺八郎  脚本 村尾昭、中西隆三 
    ゴジラの復活(企画書) 田中友幸  
プロデューサー・田中友幸の想い出 富山省吾
    作品解説 清水俊文

未発表写真集1 

第2部  ゴジラvsビオランテ
解説 「ゴジラvsビオランテ」とシナリオコンテスト 清水俊文 
ゴジラ対ビオランテ(プロット) 木暮瞬 
ゴジラ伝説 アスカの要塞 第二稿(シナリオ) 関沢新一 
SOS日本! ゴジラ特攻作戦(プロット) 山浦弘靖 
二匹のゴジラ 日本SOS!(シナリオ) 斯波一絵 
作品解説 木原浩勝

未発表写真集2

第3部  東宝特撮未製作作品集
解説 企画の成立と未製作作品について 清水俊文
続キングコング対ゴジラ(プロット) 関沢新一
X号作戦(プロット)
フランケンシュタイン対ガス人間
フランケンシュタイン対ゴジラ 検討用台本第一稿 馬淵薫
空飛ぶ戦艦(プロット) 関沢新一
空飛ぶ戦艦 検討用台本第一稿 関沢新一
火焔人間 検討用台本第一稿 掛札昌裕
透明人間対火焔人間 検討稿一台本 掛札昌裕、福田純
モスラvsバガン 検討稿台本第一稿 大森一樹
    未製作作品リスト
    作品解説 中村哲

未発表写真集3

総論 ゴジラシリーズと東宝特撮映画の流れ 中村哲

終わりに 木原浩勝

執筆者プロフィール

内容詳細

誰もみたことがなかった幻の未製作作品の脚本、プロットを一挙公開。

目次 : 第1部 1984年版「ゴジラ」(解説1984年版『ゴジラ』製作の経緯について/ ゴジラ(プロット)/ ゴジラの復活(プロット) ほか)/ 第2部 「ゴジラVSビオランテ」(解説『ゴジラVSビオランテ』とシナリオコンテスト/ ゴジラ対ビオランテ ゴジラストーリー応募作品/ ゴジラVSビオランテ 第2稿 ほか)/ 第3章 幻の未製作作品集(解説 企画の成立と未製作作品について/ 続キングコング対ゴジラ(プロット)/ X号作品(プロット) ほか)

【著者紹介】
木原浩勝 : 兵庫県生まれ。怪異蒐集家。主な著作は現代百物語「新耳袋」シリーズ、「九十九怪談」「隣之怪」シリーズ。マンガ・ドラマCDの原作。またプロデューサーとして映像、舞台、出版、ゲーム、フィギアを手がける他、「機動戦士ガンダムSEED」「コードギアス」「岸朝子の五つ星」シリーズなどをはじめとする公式携帯サイトを多数プロデュースするなど、ジャンルを問わず幅広く活躍

清水俊文 : 1968年、神奈川県生まれ。東宝映画で「ゴジラ」シリーズや『日本沈没』『ローレライ』『椿三十郎』など多数の作品の助監督をつとめる。2007年に『マリと子犬の物語』で特殊技術監督デビュー

中村哲 : 1963年、東京都生まれ。特撮ライター。東宝特撮ブルーレイの特典監修や解説、DVDのコメンタリーの司会等を幅広く務める。その他、特撮玩具メーカー「キャスト」の代表をも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    細かい字の三段組。膨大な未発表資料だ。「ゴジラの花嫁?」「フランケンシュタイン対ゴジラ」等々、タイトルを見るだけで興奮してしまう。そういえば、「ゴジラ対ビオランテ」の時のストーリー募集に応募していたことを思い出した。続巻出して欲しいな。

  • garth さん

    「火炎人間」に大興奮。続刊に期待。

  • Meistersinger さん

    火焔人間は全くストーリーを知らなかったので、大満足(ストーリー的には変身人間シリーズというより、血を吸うシリーズとかの方が近いかも)。未収録のものを続刊で出して欲しい(廃棄寸前だったというのは恐ろしい。捨てられた脚本も多いのだろうなぁ)。ゴジラの花嫁は、もし製作されていたらゴジラシリーズを潰しかねないような怪作だけど、叩き台というものは、これ位ブッ飛んでいないといけないのかもしれない

  • 霧内 さん

    分厚く、活字が小さいので読むのに非情に疲れる。疲れるものの、東宝特撮好きなら読んで絶対損はないと思う。実際に映画とならなかった脚本を読める機会など滅多にあるものではないし。「この作品のこの部分が、あの映画のこのシーンに活かされているのかな」なんてことを想像しながら読むのがとても楽しかった。

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