苦汁100%

尾崎世界観

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163906546
ISBN 10 : 4163906541
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

本当に大切なことは書かないし、書けない。
だから、書く。

楽しい。恐い。売れたい。
嬉しい。悔しい。やりたい。

ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、
初小説『祐介』が話題をさらった作家・尾崎世界観が赤裸々に綴る、
自意識過剰な日々。

ーー

某月某日
テレビに出ると相変わらずネットでは批判が噴き出す。コイツ喘ぎ声だしてるだけだろう。喘ぎ声で商売してるって凄い世界観だな。こんなようなことを書かれていた。よっぽど燗にさわるんだろう。(ポンポン。癇に障る音。)

某月某日
いつも通っているあの本屋へ。「祐介」がどこに置かれているかの確認へ。前は3冊、サブカルコーナーにぽつんと置かれていた。でも、テレビや雑誌で何度か取り上げて貰った今なら、きっと。そう信じて見たけれど無い。文芸のコーナーに置いていない。サブカルコーナーを見てみると前よりも増えている。おまけに奥の人気の無い音楽書籍コーナーにも追加で大量に並んでいて、絶対に文芸と認めないという書店の意地を感じた。ドラフトで、巨人に行きたいのにオリックスに指名されたら、こんな気持ちになるのかなぁと思った。

某月某日
ライブ本番、今日もアナウンスで冒頭から盛り上がる。細かいミスも気にならない。嫌、本当は気になったけれど、それ以上に良い空気が流れている。お客さんが楽しそうで、そこに答えが見えているから安心出来る。今日も男子が多い。嬉しくなって、「男子」「男性」「男の人」「オス」 「メスじゃない方」と完全に贔屓したコールアンドレスポンスをした。それに対する圧倒的な数の女子からの批判。「女子もやって」という声に対して「だって女子は、ヤッたら終わっちゃうじゃないか」と言ったらもの凄く変な空気になった。

某月某日
夜は皆と飲んでホテルへ。
風呂にも入らず、就寝 就寝(あのCMの救心 救心 のイメージで)

【著者紹介】
尾崎世界観 : 1984年、東京生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年に刊行された初小説『祐介』は、「アメトーーク!」で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    娘がクリープハイプ聞いてた。尾崎世界観って本書いてるの知ってた?ふーん。部屋で本棚見たら「苦汁100%」があった。こんな本買ったっけナー。とりあえず読む。31歳から32歳にかけての日記。曲書いてライブして反省して酒飲んで時々本読んでヤクルトスワローズ応援して寝る毎日。でも本当に大切なことと女関係は書かないし、書けない。娘も俺も同じ趣味?どーしてこの本本棚にあったんだろう?言葉遣いまでささくれ立つワ。でも30前半は毎日飛ぶように時間が過ぎてゆく。苦汁に青春が濃縮されてる。

  • さおり さん

    身近な人を除けば、私の好きな声第3位の尾崎世界観さん。この本はメルマ旬報というメルマガで連載された、尾崎さんの日記的な何かです。声が思ったように出ないことに始終悩み、お酒を飲んでは色々なことを後悔して、とても細かいことにイラつく。ほんと、尾崎さんて感じ。せっかくなのでクリープハイプ聞きながら読みました。始まってほんのすぐのところに「ドラフトで、巨人に行きたいのにオリックスに指名されたら、こんな気持ちになるのかなぁと思った」とあった。うっかり嫌いになるとこ。声聞きながら読んでて良かったです。危なかったわ。

  • ★YUKA★ さん

    色々、正直な人だなぁ。 あとがきが良い☺️

  • 洋 さん

    とっても面白かった。ライヴ前はこんな感じで過ごしてライヴ中もこんなこと考えてるのかぁ〜へぇ〜。。。本音で語る尾崎世界観かと思ったら本当に大切なことは書かないんだって。椎木とかしかっぺとか峯田とか…ニヤニヤしながら読んだよ。2017.05.25

  • panashe さん

    クリープハイプの尾崎世界観さんの日記。繊細な人なんだなと思う。「本当に大切なことは書かないし、書けない」何て正直な人なんだろう。ファンの方は面白いだろうけど、そうではないとちょっと辛いかもね。クリープハイプファンは嫌かもしれないが、やはりこの人の小説読みたいなー。

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人物・団体紹介

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尾崎世界観

1984年東京都生まれ。ミュージシャン、作家。クリープハイプのボーカル、ギターとして活動しながら、2016年に半自伝的な小説『祐介』で作家デビュー。20年『母影』で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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