同じ年に生まれて 音楽、文学が僕らをつくった

小澤征爾 (1935-2024)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120031809
ISBN 10 : 4120031802
フォーマット
出版社
発行年月
2001年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,215p

内容詳細

1935年生まれの世界的指揮者とノーベル賞作家。四国の森の中で生まれた大江氏と中国生まれの小澤氏が、稀有な国際人になるまでを振り返り、21世紀日本への思いを熱く語り合う。

【著者紹介】
小澤征爾 (1935-2024) : 1935年中国・奉天(現瀋陽)生まれ。桐朋学園短期大学卒。59年、仏・ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ニューヨーク・フィル副指揮者を振り出しに、トロント響やサンフランシスコ響の音楽監督を歴任。73年からはボストン響の音楽監督を務めながらベルリン・フィルや国立パリ・オペラ座にも客演。年に一度、日本でサイトウ・キネン・オーケストラの指揮をとる。2002年秋には、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任予定

大江健三郎 : 1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科在学中の57年に発表した『奇妙な仕事』で作家デビュー。58年『飼育』で芥川賞受賞。67年『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、73年『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、82年『「雨の木」を聴く女たち』で読売文学賞を受賞。94年に川端康成に相いで日本人として二人目のノーベル文学賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Lily603 さん

    ★★★★★ 先人の話におずおずと耳を傾けるシリーズ。読んでいる間ずっと「ははぁー」と感心しぱなしだった。やっぱり一流の芸術家は一流の思想家でもあるんですね。テーマは「一人で立つこと」の大事さ、音楽と文学の根本にあるもの又はその関係、丹念にものをつくるということ、そしてこれからの日本について。ところどころ偏りすぎな部分があるけど(特に大江さん)、ほとんどの部分は素晴らしく鍛え上げられた思考が展開されていてとても有意義だった。日頃からよく考え、"足腰"を鍛え、自分なりの"ディレクション"を持ちたい。

  • チドクカ文庫 さん

    世界的指揮者とノーベル賞作家、1935年生まれの二人による対談。敬愛する小澤征爾さんの逝去を機に読んでみた。 対談が行なわれたのは2000年だから、65歳の頃。 人生を閉じる前にもうひと仕事を という気概を感じる。根を深くまで伸ばし、年輪を厚く重ねてきた大樹のような二人のやりとり。近頃よく目にする即席の対談集とは一線を画している😅 二人がくり返し述べていたのは「自分という一人の個を直立させねばならない」ということ。国や会社などの属性に頼らず生きてきた象徴的な言葉。言葉がそよ風のように吹き渡っていく。

  • うさこ さん

    国や集団よりも、個が大切。自分という個人、自分の個ということを強く考え、表現し、他を教育しようと思うことが重要。お二人とも1935年生まれ。65年間生きてみて見えてきたこと、若者に考えて欲しいことなど、読み応えがありました。強い信念を持ち取り組んでいらっしゃるが、滅私するくらいなら、小説や音楽を辞めるそうで、お二人とも家族を大切にする姿勢が随所に窺えました。小澤さん、健在の内に若手音楽家に教えたいこと、残したいことなどが沢山あり、1秒の時間も貴重なことが分かります。時をおいて再読し、理解を深めたいです。

  • うどん さん

    こないだ読んだ村上春樹との本に続いて小澤征爾関連の本をもう一冊。春樹の方は音楽についての本だったけど、こっちはそれだけに留まらず同い年である二人がそれ以外にも文学、芸術、教育、日本といろんなことについて語り合っていて大変おもろかったです。この対談は時期としては春樹インタビューより十年ほど前なんだけど、なんかこないだのを読んでたことによって理解しやすくなってた部分が多々あったような。

  • パヤパヤ さん

    中間あたり、大江が黙って対談を立ち聞きしている妻のゆかりさんに「黙っているならこっちに座ってもいいから来なさい」と声をかける様子を文字で読むと、女の人の扱いがいまのいまでもかなり低いもので、それが大江のような人でも(こそ?)そこに躊躇がないことにぎょっとした。そのしぐさの歴史的反復があたかも美徳であるかのように制度化されているから割愛される代わりにわざわざ文字に起こされているのだろうから。この本自体はとても面白い、私は大江健三郎のフォロワーですが、こういう細部に細心をはらってこその「新しい人」なんですよ!

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