憲法の条件 戦後70年から考える NHK出版新書

大澤真幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140884522
ISBN 10 : 4140884525
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;18

内容詳細

憲法をつくり直す資格が、あるだろうか――。集団的自衛権やヘイトスピーチ問題、議会の空転や護憲派と改憲派の分断を乗り越えて、日本人は憲法を「わがもの」にできるのか。未来を展望する白熱の対論。


【著者紹介】
大沢真幸 : 1958年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰

木村草太 : 1980年生まれ。憲法学者。首都大学東京法学系准教授。東京大学法学部卒業。同助手を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • そり さん

    憲法には正解が書かれている前提で考える。そうすることで、それとは異なる自分の思うことを相対化する。このように憲法を参照点として扱えるようになったとき、それが自分のものにできるということにつながる。著者の意見をそのように受けとった。▼自分と異なる意見というのは、意外と認めにくい。身近なことなら、父は漬物を食べすぎる。塩分の取りすぎでだめだと思う。しかし、いっそ漬物の食べすぎこそ正解、という前提で考えてみる。そうしたら、とりあえず人格否定にはつながらないような気がする。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。 さん

    【1回め】時間をかけすぎたため、要再読か。「われ」を、普遍性と公共性を介して、いかにして「われ・われ」として紡ぎ直していくのかという布石としての憲法という印象でした。

  • RED FOX さん

    ヘイトスピーチ化する日本、偽りの「集団的自衛権」、など気鋭の対談全6章。ときどき読者を置いてけぼりにして難解になっちゃうけど、憲法という小難しいものの価値と使用方法についてこれでもか、と説明してくれる。憲法9条を「一国平和主義だ」とののしる勢力が進める集団的自衛権を「自己チュー」とするくだりは「おー」と声が出た。その一方で右翼さんも驚く「国家緊急権」という身も蓋もない法外のシステムを提案したり、学者にしてはやんちゃである。どちらのウイングからも非難されそうなところが面白かった(>_<)

  • 速読おやじ さん

    なかなかの骨太本。第一章から「法の支配」ならぬ「空気の支配」を指摘。国に愛されていないと感じる人々が愛されたいがために行うヘイトスピーチの実態の話も興味深かった。さて、この本の最大のハイライトは集団的自衛権、そして憲法第9条の話。僕が少し目から鱗だったのが、「国際公共価値」とか「一般意思」という言葉。護憲派も改憲派も結局は自分の利益しか考えてないのではないかという指摘はなるほどそうかもしれない。しかし、これらの言葉の意味するところを追求するのは難しい。全体を通して新書にしてはハイレベルな本でした。疲れた。

  • なななな さん

    2015年と少し前の発行となっていますが、現在の諸問題も含めて本質はどういうことなのかを示唆してくれる良い本だと思いました。異なる意見をもつ大人たちが、ちゃんと意見交換して、公共的な合意を形成していかないと前には進まないですよね。

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