欲望の資本主義 ルールが変わる時

丸山俊一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492371190
ISBN 10 : 4492371192
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;19

内容詳細

この星は欲望でつながっている―。世界の知性が新しい経済を問い直す。大反響!異色のNHK経済教養ドキュメント待望の書籍化!未放送インタビューも多数収録した拡大版。

目次 : 第1章 「アダム・スミスは間違っていた」“近代”経済学の巨人・スティグリッツ/ 第2章 「資本主義は成長がマストではない」異端の奇才・セドラチェク/ 第3章 「資本主義は完璧じゃない。労働のない社会が来る」未来をクールに見る投資家・スタンフォード/ 特別対談 「成長資本主義が世界の不安定化を招いている。GDP至上主義と決別せよ!」セドラチェク×小林喜光

【著者紹介】
丸山俊一 : NHKエンタープライズ制作本部番組開発エグゼクティブ・プロデューサー。1962年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。「英語でしゃべらナイト」「爆問学問」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「ニッポン戦後サブカルチャー史」などを企画開発、現在も「ニッポンのジレンマ」他、数多くの異色教養番組をプロデュースし続ける。早稲田大学、東京藝術大学で講師を兼務

安田洋祐 : 大阪大学大学院経済学研究科准教授。1980年東京都生まれ。2002年東京大学経済学部卒業。2007年プリンストン大学よりPh.D.取得(経済学)。政策研究大学院大学助教授を経て、2014年4月から現職。専門は戦略的な状況を分析するゲーム理論。主な研究テーマは、現実の市場や制度を設計するマーケットデザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ひろき@巨人の肩 さん

    欲望とは充させないもの。その欲望に囚われ、「金利」と「テクノロジー」という禁断の果実を手にした我々は、成長を目的として資本主義経済の限界を突き進む。行き着く先は「新古典派経済学」では見通せず、経済学の地動説を求め世界のトップランナーが未来を語る。@スティグリッツ。倫理的な規制と社会イノベーションにより成長に持続性を付与する。A セドラチェク。「自由」こそが人類の目標。「成長」ではなく「安定」が資本主義には必要。「AI」は第三の禁断の果実。Bスタンフォード。未来は知的欲求の探求による人類の進化に委ねるべき。

  • けぴ さん

    現在の日本では経済は成長しなければならないとしてGDP(gross domestic product )=国内総生産を増やすことを目標にしている。しかし実態はGDP(gross debt product )=債務総生産→国債が増えているだけ。口当たりの良いことだけ演説して借金を増やし続ける政治は止めて、成長資本主義を脱却する必要を感じました。

  • kk さん

    NHK制作の同名の経済教養番組を書籍化。著名な経済関係者へのインタビューを中心に、資本主義の「今」を問うとともに、「欲望」をキーワードに据えてその功罪や展望を語ろうとする試み。さすがは大NHK。こんな、下手をすれば全く数字にならない硬派なプログラム、よく企画できたもんだ。受信料払ってる甲斐もちょっとはあったってもんです。内容面では、セドラチェックという人の考えに深い印象を受けました。我々は経済成長だけに捉われるべきでないし、成長を恒常化することは不可能という主張。この人の著作も読んでみよかな。

  • やまやま さん

    社会主義の対概念としての資本主義ということを前提としているように思えますが、その点ははっきりしませんでした。自明ということなんでしょうか。正直に言えば、欲望の市場経済とか欲望のテクノロジーとかいった内容の本です。しかし、社会主義経済の上でも、欲望やテクノロジーは実在したので、タイトルから想像すると若干意外感がありました。このシリーズでは岩井先生の「欲望の貨幣論」のほうがタイトルと内容に齟齬がないように思います。改めてケインズの美人コンテストは、市場経済の選好の例示として明快さを感じます。

  • kakoboo さん

    資本主義の限界が叫ばれて幾許かの時間が経っていますが、限界をもたらした要素は欲望のインセンティブ。成長がいいことだ、GDPをベースに、借入の効率最大化など色々な議論がありますが、それらによって何か別の大切なものが失われているのではないかと思いました。いまだにアダムスミスを今日の経済に当てはめようとしている人がいるのには驚きです。経済理論は時代とともに変遷していくので成立した時代背景を理解しないといけないのではないでしょうか。ということを考えればプロ倫を読まねばならないなぁ…(何度もそびえ立つ壁

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品