世に歌姫と称する女性シンガー数多かれど、ＲＩＫＫＩを歌姫と呼ばずして何と呼ぶ。まさに歌姫オブ歌姫の貫禄の一枚です。昨年９月には、札幌の音楽イベントで、艶やかな緑色の大島紬を着て”長雲”と”リッキの六調”を熱唱されましたが、本物の姫（我如古より子さん）をも凌駕するほどの歌姫ぶりでした。

長い間入手可能なﾃﾞｨｽｸは事実上この一点のみであった。彼女の絶美な声、幻想的な音楽世界の一端をうかがうことは出来るが、ｻﾎﾟｰﾄのﾒﾝﾊﾞｰの実力がいまひとつ。聴いていてはがゆい気がするのは私だけだろうか？

会心作！ ＲＩＫＫＩの歌声の魅力が十分に味わえます。 奄美音楽の文脈だけで聴こうとする人には用のない音楽。そんなに狭い視野じゃ、ＲＩＫＫＩに置いて行かれますよ！ 打ち込み主体の音作りは、好みが分かれるところですが、 作品のスケールは、とてつもなくデカイ。