ボリショイ・バレエ/『スペードの女王』『パッサカリア』
『スペードの女王』
チャイコフスキーの同名のオペラではなく、交響曲第6番『悲愴』を全編に用いたバレエ『スペードの女王』。ローラン・プティは、このカードによって運命を狂わされた人々の物語を好み、一度はバレエ化したものの、その出来栄えに満足しなかったといいます。ボリショイ・バレエから物語のバレエ化の依頼を受けた時、プティは再度プーシキンの原作を読みなおし、新たな台本を書き上げました。そして、物語に一番ふさわしいのは『悲愴』交響曲であると確信し、素晴らしいバレエを創り上げました。
『パッサカリア』
1994年、パリのオペラ座でベルク、ヴェーベルン、シェーンベルクの音楽によるバレエを発表したローラン・プティ。彼はこの公演で大成功したヴェーベルンの『パッサカリア』をボリショイでも上演することを提案。非常に複雑で、振付家にとってもダンサーにとっても難しい作品であり、とりわけダンサーには最高難易度のテクニックが求められますが、ボリショイのダンサーたちによる上演はプティの要求を存分に満足させる出来映となりました。(輸入元情報)
【収録情報】
● バレエ『スペードの女王』
台本・振付:ローラン・プティ
音楽:チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
出演:
ヘルマン:ニコライ・ツィスカリーゼ
伯爵夫人:リゼ・リエパ
リーサ:スヴェトラーナ・ルンキナ
チャカリンスキ:ゲオルギー・ゲラスキン
● バレエ『パッサカリア』
振付:ローラン・プティ
音楽:アントン・ヴェーベルン
出演:
スヴェトラーナ・ルンキナ
ヤン・ゴドフスキ
ボリショイ・バレエ団のダンサーたち
装置:ジャン・ミシェル・ヴィルモット
衣装:ルイザ・スピナテッリ
照明:マリオン・ヒューレット
演奏:ウラディーミル・アンドロポフ指揮、ボリショイ劇場管弦楽団
収録時期:2005年5月
収録場所:モスクワ、ボリショイ劇場(ライヴ)
● 特典映像:ローラン・プティ、ニコライ・ツィスカリーゼ、リゼ・リエパへのインタビュー(字幕:英仏露)
プロデューサー:フランソワ・デュプラ
ビデオ・ディレクター:デニス・カイオッツィ
収録時間:62分(スペードの女王)、29分(パッサカリア)、43分(特典映像)
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、Dolby Digital 5.1
NTSC
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