トーマス・セドラチェク

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リリスと悪魔の資本論

トーマス・セドラチェク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492315064
ISBN 10 : 4492315063
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;20

内容詳細

話題書『善と悪の経済学』の衝撃ふたたび! チェコの鬼才経済学者セドラチェクが、古代の神話から資本主義の未来を語る。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    前作ではさまざまな古典例えば「ギルガメシュ神話」「蜂の寓話」などとの絡みで経済を分析されていましたが、今回はその資本主義を動かす人々についての分析です。行動経済学をさらに個人の心理学的な行動について分析しているような感じです。題名に比して内容が結構面白い視点からのまじめな本という気がします。

  • のんぴ さん

    ヒトの欲動は自分では気づいていなくても根本は、カネ、支配なので、経済と離れがたく、精神病と類似性がある。自分の資本を用いて利益を最大化する合理的な経済人モデルを推奨され、お腹いっぱいな人にもっと食べるように誘惑し、多すぎる富にいつか罰が下るのではないかとおびえ、躁鬱状態を繰り返す。躁状態には安定剤が有用。限りない成長ではなく中庸を目指すべき。

  • kanaoka 56 さん

    経済事象は、ヒトと環境が生み出すの社会現象であり、複雑系である。合理的経済人モデルは、モノとサービスの不足、基本的欲求が不足する時代において、社会発展を進めるための有用なモデルであったが、豊かさが実現された今、そこで構築された思考・価値観、これらと結びついたヒト特有の精神構造の変遷と固着化、社会システムにより、現在社会の疲弊、将来の社会・環境の破綻懸念が生じている。継続可能な社会、経済モデルの構築には、社会制度だけでなく、ヒトの精神構造を直視すること(汝自身を知れ!)が必要となる。

  • GASHOW さん

    資本主義を精神分析するというなかなかそそるタイトルでした。金儲けを日本では拝金とよぶが、キリスト教やイスラム教でも卑しい行為だった。世界が平和となり社会主義と資本主義の争いに勝利した資本主義社会はひずみがある。印象のあるのはテレビゲームが普及してそれに影響された子供たちが乱暴になるということ。市場があればそこでお金儲けをするのだが、それを利用者子供たちへの悪影響は起こるまでわからないし、起こったところでそれを生業にしている人はやめない。アメリカで銃が売られ続けるのもそうだよね。

  • ドクターK(仮) さん

    前作では神話や宗教に関する知見を援用し経済を分析していた著者であるが、今作ではそれに加えて、精神分析の観点から経済を診断する。サディズムや躁うつといった個人的な心理状態を、資本主義のシステムの中に見出す手際は鮮やかとしか言い様がない。著者は経済学者というよりも、「経済」あるいは「資本主義」という(末期の?)患者を診察する精神科医のようである。

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