ジャン=マリー・ゲーノ

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避けられたかもしれない戦争 21世紀の紛争と平和

ジャン=マリー・ゲーノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492444450
ISBN 10 : 4492444459
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
640p;20

内容詳細

大国のエゴ、奪われる命。元国連PKO責任者がみた11の紛争の舞台裏。

目次 : 平和維持活動のジレンマ/ アフガニスタン―9・11とテロとの戦い/ イラク―集団行動という概念に与えた癒えないダメージ/ グルジア―避けられたかもしれない戦争/ コートジボワール―選挙は平和の近道ではない/ コンゴ民主共和国―武力行使の限界/ コンゴ民主共和国―それに値するか?/ スーダン―分裂した国家に分裂した戦略をあてる危険/ ダルフール―困難をものともせず平和維持部隊を派遣/ レバノン―戦争を終わらせるには/ コソボ―ロング・グッドバイ/ ハイチ―他人を支援することの難しさ/ シリア―なすすべのない世界/ 国際連合はどうあるべきか/ 他者の命への関与はどこまで許されるか

【著者紹介】
ジャン=マリー・ゲーノ : International Crisis Group代表。1949年フランス生まれ。1976年フランス国立行政学院(歴代の大統領、首相等の官僚を輩出する超名門校)を卒業。外務省に勤務し、政策企画部、在米フランス大使館文化部長、政策企画部長、西ヨーロッパ連合フランス代表大使を歴任。のちに、高等国防研究所長、会計検査院で上席判事を務め、2000年10月に国連平和維持活動(PKO)担当事務次長に任命される。以後、8年に及び国際紛争解決のために尽力

庭田よう子 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 活字の旅遊人 さん

    アフガニスタン、イラク、グルジア(ジョージア)、コートジボアール、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、スーダン、レバノン、コソボ、ハイチ、シリア。フランス人の著者が平和維持活動事務局次長として関わったプロジェクトの詳細な回顧録。国連とその職員のジレンマも含めながらその問題を書く。どのプロジェクトも問題になる構造は似ていて、やっぱり西洋的価値をある意味「強制」してしまうことが、どうしてもなあ。例えば選挙だって、それを厳粛に運営させたとしても、結果を受け入れる土壌がなければ徒労なんだよな。今目の前にある件も……。

  • BLACK無糖好き さん

    2000-08年に国連平和維持活動担当事務次長を担ったフランス人官僚の回顧録。アフガニスタン、イラク、スーダン、レバノン他の紛争地への国連の取り組みを詳細に著述。安保理常任理事国との利害対立など、理想と現実の狭間での葛藤が中心。従来の国際安全保障は、権力を乱用する可能性のある国家の行為を抑制することに重点が置かれてきたが、脆弱な国家がテロ組織の隠れ家となる可能性や内戦が近隣諸国の情勢を不安定化するなど、国際安全保障の概念に変化が起きている。変化に対応するための安保理の改革も必要なのだが、現実は・・・

  • funuu さん

    国連の平和維持活動局の事務次長として、数々の紛争への介入に 立ち会ったフランス人著者による回顧録。 日本人の持つ国連信仰がいかに幻想かがよくわかる名著。たぶんここに書かれている国連の実態は日本の外務省や外交官、新聞の特派員、NHKの特派員は知っているが報道しない。順位国名 分担金額(米ドル) 1 アメリカ合衆国(米国)5億9140万 2 日本 2億3530万 3 中華人民共和国(中国 1億9250万 4 ドイツ1億5530万 5 フランス 1億1810万 国連内の日本の存在感はない海外派兵ができないから

  • Masako3 さん

    ★☆☆ PKO担当事務次長として八年務めた著者の回顧録。おそらく翻訳のせいではなく、その主観的視点の語り口でとても読みにくい。通読した感想は、このタイトルが反語になっていたということだ。国連に期待する弱者は多く、そしてそれが故に簡単に失望する。国連の背後には資本国がいる。日本人が語る資格はないかもしれないけど。

  • みみ45 さん

    世界規模でみると、民族や宗教、過去の歴史に縛られながら紛争や内戦が起きてるんだなああ。。 そして、すっごくしっかりしているように見える国連も、強国間のエゴや思惑に振り回されながら、各国と交渉しながらやりくりしていることに、大変さを実感。平和の霧。。という題名だけど、平和とは、実態のないものに感じてしまうのも無理はないなあ。。。と感じました。

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International Crisis Group代表。1949年フランス生まれ。1976年フランス国立行政学院(歴代の大統領、首相等の官僚を輩出する超名門校)を卒業。外務省に勤務し、政策企画部、在米フランス大使館文化部長、政策企画部長、西ヨーロッパ連合フランス代表大使を歴任。のちに、高等国防研究

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