SACD

セルツェ〜ショパン名曲集 浦山純子

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MECO1038
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

浦山純子/セルツェ〜ショパン名曲集

ショパンのセルツェ(心)を紡ぐ
ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院で学び、真のショパン・エッセンスを身にまとう浦山純子によるオール・ショパン・アルバムです。そのショパンのセルツェ(心)の発露は、ロマンティシズムに溢れ、確固たる構成力と深い内的描写の投影が聴くものの心を強く打つことでしょう。イギリス・シンフォニカレコードによるショパン・レコーディングから実に15年振りのこのショパン・アルバムは、ショパンの名手浦山純子が満を持して臨み、その真髄の全てを刻んだ金字塔的名盤です。(販売元情報)

【収録情報】
ショパン:
● 前奏曲 第25番嬰ハ短調 op.45
● バラード第1番ト短調 op.23
● アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 op.22
● 子守歌 変ニ長調 op.57
● 舟歌 嬰へ長調 op.60
● ノクターン第20番嬰ハ短調(遺作)『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』


 浦山純子(ピアノ)

 録音時期:2016年12月19-21日
 録音場所:東京、五反田文化センター
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid

 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト
 発売販売:ミューズエンターテインメント

【ショパンの時空へいざなう響き〜浦山純子さんのショパンの世界〜】
「美麗なる前奏曲作品45の嬰ハ短調の主和音がたおやかに変化していく。たった数小節の序奏から私たちの心はすっとショパンの時代の空気にいざなわれる。なんと麗しい作品なのだろう…なんと素敵な演奏なのだろう…。
 浦山純子さんは、桐朋学園大学とワルシャワ・ショパン音楽院で学び、ロンドンを中心とするヨーロッパに活躍を広げたピアニストである。彼女の師には、ポーランドやロシア楽派の名教師や安川加壽子というフランスのエスプリを纏った日本人の名などを見つけることができる。そしてその確かに継承された音楽と培われた個性は、コンクールやコンサートの様々なシーンで彼女の成功を支え続けてきた。
 このアルバムには、美しい前奏曲作品45に続いてバラード作品23が収録されているが、確固たる構成と壮大な物語の描写性がたいへん素晴らしい。アンダンテ・スピアナートでは静謐な楽想と間に挟まれた想い出のようなマズルカが心にしみ入る。子守歌もそうなのだが、浦山純子さんのピアノはこういった内的世界の表現に、独特の深い思想を感じさせる。そして、続くポロネーズは確かな歩みから始まり華麗に展開する。
 カンタービレにおいても彼女のピアノは実に魅力的である。陽性の輝きを聴かせるのは舟歌。明るいタッチが南欧のカンタービレを歌い、ショパンの筆致を丹念に検証した絶妙なペダリングと相まって素晴らしい響きを創造している。そして最後は“レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ”で、舟歌とは対照的な憂いのカンタービレをもって別れを告げる。
 たいへん幅広いレパートリーを持つ浦山純子さんにとって、最初に留学したショパンの故郷=ポーランドはヨーロッパの原体験であったろう。そしてそこにほかのヨーロッパ諸国での経験が積み重なって高い実力となったわけだが、やはり自身の原点たるショパンを演奏するときの集中力はひときわ高い。この録音によって、ショパンのアルバムのカタログに、また素晴らしい1枚が加わったことを心から慶びたいと思う。」 解説:下田幸二(販売元情報)

【浦山純子(ピアノ) プロフィール】
郡山生まれ仙台育ち。4歳よりピアノを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業後、1994年ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院に留学。95年ラジヴィーウ国際ピアノコンクール優勝、及び最優秀ショパン賞(ポーランド)、98年ポリーノ国際ピアノコンクール最高位(イタリア)を始めとする数々の賞を受賞。
96年よりロンドンを拠点とし、名門ウィグモアホールにてデビュー。ヨーロッパ各国でソロリサイタル、コンチェルトから室内楽に至るまで幅広く活動し、2002年にはウラディミール・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団とグリーグ:ピアノ協奏曲を共演し成功を収め、再びフィルハーモニア管弦楽団に招かれて同年チチェスター音楽祭にて演奏。
05年に帰国、銀座・王子ホールでデビュー後、多彩な企画で演奏活動を展開し、スタインウェイ・ジャパン鰍フ“Young Virtuoso Series”のアーティストとして全国各地でコンサートを行ったほか、N響メンバーとの室内楽や、国内外で教育・福祉関係のためのチャリティ活動にも力を入れている。
09年よりスタートさせたリサイタルシリーズ「心の旅への誘(いざな)い」は、「奥の細道」から着想された柏木俊夫作曲:ピアノ組曲『芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ』を取り上げる独創的な企画が注目を集めた。12年には本作品の全曲録音CDとして〈VOYAGEヴォヤージュ〉を発表、文化庁芸術祭に選出される。
14年より浜離宮朝日ホールリサイタルシリーズ、自身の代名詞ともいえる作曲家、ショパンとラフマニノフの生涯を追う「ショパン&ラフマニノフの世界」(全4回)をスタート。連動して〈CONCERTOSコンチェルト〉(ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、山下一史指揮/仙台フィルハーモニー管弦楽団)をリリースし好評を博す。
CDはこれまでに、03年〈Piano Recital ピアノリサイタル〉、05年〈Fantasie ファンタジー〉、07年〈Soiree ソワレ〉をいずれもイギリス・シンフォニカレコードより、12年〈VOYAGEヴォヤージュ〉14年〈CONCERTOSコンチェルト〉、そして17年には6枚目となる当CD〈SERCE セルツェ〉をソニー・ミュージックダイレクトよりリリース。
浅野繁、奥村洋子、安川加壽子、アンジェイ・ステファンスキ、スラミタ・アロノフスキ各氏に師事。スタインウェイ・アーティスト。(販売元情報)

内容詳細

邪心や煩悩のない澄み切った心をそのまま映したようなピアノの音が響いてくる。彼女のショパンは何か悲しくはかない。たとえばショパンの奥底にあるものを慈しみ深く掬い上げ自然に音に反映させていくような……。琴線に響くショパンを奏でられるピアニストは稀である。浦山はその稀有な存在だと確信する。(弘)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ショパンを得意とする浦山純子さんの6枚目...

投稿日:2017/04/25 (火)

ショパンを得意とする浦山純子さんの6枚目のアルバムは3月11日の浜離宮でのリサイタルの会場で先行発売された。 浦山さんの特徴は曲調に合わせた千変万化な音色。 気だるくうっとりする夢見るような響きや、煌めくようなパッセージ、そして迸る激烈な情熱。 ・・・・・うーん素敵です。 さらに特筆すべきは各楽曲の見通しの良さ。時にはおおらかに、そして大胆に、また繊細に! 彼女が爪弾くスタインウェイの音が聴く者のこころ(セルツェ)に深く沁み入ります。

ルイ14世 さん | 宮城県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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