エレン・メイクシンス・ウッド

人物・団体ページへ

資本の帝国

エレン・メイクシンス・ウッド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784314009621
ISBN 10 : 4314009624
フォーマット
出版社
発行年月
2004年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,271,17p

内容詳細

ローマ、アラブ・ムスリム、オランダ、スペイン、イギリス…。「帝国」の系譜をたどり、資本主義の発達史を活写しながら、現代アメリカの野望と戦略、そしてその破滅的行く末を浮き彫りにする。

【著者紹介】
エレン・メイクシンズ・ウッド : 1942年ニューヨーク生まれ。長年にわたり、カナダ・トロントのヨーク大学で政治学を教える。1984年から1992年まで『ニュー・レフト・レヴュー』の、1997年から2000年まで『マンスリー・レヴュー』の編集委員を務めていた

中山元 : 1949年生まれ。思想家・翻訳家。万人のための哲学サイト「ポリロゴス」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • にゃんにゃんこ さん

    堅い内容かと覚悟していたが、読みやすかった。歴史上の帝国の性質と、現在までの国家が資本や金融の影響によってどのように形作られたかを考察する。資本主義こそ現在の帝国であり、それは複数の国家によるグローバリゼーションであると喝破する。面白さ55

  • 無識者 さん

    もともとネグリの帝国の批判が意識されているので比較するのはフェアではないかもしれないが、現在の政治・経済を傍観していると新自由主義とナショナリズムというのがセットで行使されており、現代の資本主義では国家権力がより積極的に働いているという本書の見立てに軍配が上がるように思う。日本国内においてもそうだが、資本主義を宣伝する際に競争をアピールしつつも、実際には男女間格差にしろ国家間格差にしろ、むしろ出来レースを望んでおりそのために奔走している。これをきっかけにアメリカのニューレフトの文献をいろいろ読みたい。

  • mikuriya さん

    思った以上にすごい本。資本主義における資本と国家の共犯関係が描かれている。中山元の訳の安定感!

  • シベリア研修所 さん

    古代ローマから2次大戦後のアメリカまでの資本主義と帝国(あるいは帝国主義)の関係について概説的に捉えた本。経済の論理と経済外的な力との関係や、帝国を裏付けする思想の変遷がわかりやすく書かれている。グロティウスやロックがオランダやイギリスの帝国のあり方を正当化しているという論点は非常に興味深い。また、現代において国民国家の役割は衰退しているのではなくむしろ増大しているという筆者の主張はいわゆるポストモダン的な国家衰退論から一線を画している。イラク戦争前に書かれた本であるが今読んでも十分議論に堪え得ると思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

エレン・メイクシンス・ウッド

1942年ニューヨークに生まれる。1970年博士号取得。1967年から1996年までカナダのヨーク大学で政治学を教える。1984年から1993年まで『ニュー・レフト・レヴュー』の編集委員を務めたのち、1997年から『マンスリー・レヴュー』の編集責任者の一人となる

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品