2015年に配信のみでリリースされていたものがやっとCD化された。
これは実に待たされた1枚だ。
2006年の「Book Of Love」以来、14年振りの10thアルバムとなる。
このときのラス・バラードはなんともう74歳。
作詞曲は勿論、演奏も一部のドラムを除いて全てラス・バラード自身による。
これが素晴らしい仕上がり。
ラス・バラードは、ソロ・アルバムもアージェントも全て聴いているが、「At The Third Stroke」(1979)や「Russ Ballard」(1984)にも引けを取らぬ傑作だ。
曲が良いのは勿論、演奏やサウンドが洗練されているのも印象的で、歌とギターは往年と比べて上手くなっている様に思う。