Mac脱退後、初のソロアルバム。彼自身がほとんどすべての楽器を演奏している力作。ソロになってから、数多くの映画のサントラに曲を提供している彼だけに、映画へのこだわりは強く、今作も随所にインストや台詞を挟んだ映画のサントラを思わせるコンセプチュアルな内容となっている。全米128位/全英51位とセールス的には前作には遠く及ばなかったが、Macの『Tango〜』『Behind〜』と今作を聞き比べると、いかに彼の存在が大きかったかよくわかる。「Big Love」そっくりの「Doing What I Can」は御愛嬌?