前作(”My corner of the sky”)のインパクトが有ってか、初発当時(1999年11月)にはかなり期待していた。この人は所謂”harmonized vocal”の曲、例えば1曲目の”cuban cigar”等ではかなりattractiveな声、ハーモ二ーでジャズ・ヴォーカルの本来有するべきある意味での「いやらしさ」(eroticに近い)を醸し出している。但し、後半部はやや散漫(「打ち込み」のrhythmが入ってきたりして)な印象を拭い切れない。それでも私はこのCDは1曲目のためだけでも「買い」である、としておこう。前作までの、どこか肩肘張った彼女のヴォーカル・スタ