The Amboy Dukes が、1967年にリリースしたデビュー・アルバムです。翌年リリースのセカンド・アルバム「Journey To The Center Of The Mind」では濃厚となる”Psychedelic Rock”や”Acid Rock”と形容されるような雰囲気よりも、(シタールの音が入っていたり、「Let’s Go Get Stoned」と高らかに歌い上げる曲があったりするものの、)”Garage Rock”や”Blues Rock”といった雰囲気が、バンド・サウンド全体にも、Ted Nugent のギターのフレーズにも、濃厚です。Cream のカヴァー「I Feel Free」や The Who のカヴァー「It’s Not True」には、独自の解釈がなされている感は無く、好きな曲だから or ライヴで演奏し慣れていたから、といった理由で採用された感じがします(ノリが良く、愉しめます。)初出時は、track 1-5 が Side A、track 6-11 が Side B で、CD化の際にボーナス・トラックが付加されました。
The (American) Amboy Dukes が、1968年にリリースしたセカンド・アルバムです。1968年という時代、ジャケットには様々な形状の「パイプ」の写真、そしてタイトルが「Journey To The Center Of The Mind」ということから想像できる、如何にも”Psychedelic Rock”とか”Acid Rock”とか形容される音が愉しめます。特に、表題曲で始まり、表題曲のフレーズが再登場する「Conclusion」で締めくくられる、アナログ盤での Side B の構成は素敵です。CDでは、この後に、同年リリースのシングル「You Talk Sunshine, I Breathe Fire」(track 14)が追加収録されているので、(この曲がCDで手軽に聴くことが出来るのは嬉しいものの)Side B の余韻に浸るのを妨げてしまうのが少し残念です。