スティーヴ・ライヒ:《テヒリーム》《砂漠の音楽》
1999&2001年のレコーディング。ニューヨークの若手現代音楽アンサンブル「アラーム・ウィル・サウンド」と声楽アンサンブル「オッシア」によるライヒ作品集。指揮者アラン・ピアソン率いるこの団体のアルバムが日本に紹介されるのはおそらく始めてですが、既にアチラのミュージック・シーンではよく知られる存在だとか。
彼らがおこなう自作の演奏にはライヒ本人も大満足で、“An Absolute Knuckout”(意訳すると“メッチャ凄い”だそうです)と絶賛。確かに、ライヒの自演やオランダの演奏者によるCDもある《テヒリーム》を聴いていると、ボーカルの安定度といい、サウンド全体のクリアーなバランスといい、過去のCDを越える演奏であることは間違いなし。
2001年に室内楽ヴァージョンとしてリニューアルした《砂漠の音楽》(世界初録音?)も含め、そのパーフェクトでウルトラ・スムーズなパフォーマンスは“メッチャ気持ちイイ”のひとこと。ミニマル・ミュージックもついに演奏の時代に突入したということなのでしょうか。ファンには見逃せない一枚と言えそうです。
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