ジャン・ジェンホワ (姜建華)

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CD

Manifique Chinois

ジャン・ジェンホワ (姜建華)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VICC60229
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

“二胡”という限りない可能性を堪能させる、ジャン・ジェン・ホワの超絶技巧演奏集!

時には蠱惑的に、時にはすすり泣くように、時には朗々と歌い、また時には激しく活発に動き回る。まるで一種の魔術のように弓が往復し、弦が震える。
二胡という楽器の魅力は、その多彩な表現力にある。
そしてそれをどこまで引き出せるかが奏者の実力を示す。

姜建華(ジャン・ジェンホワ)さんは世界的な二胡奏者であり、彼女の演奏を聴けば二胡の魅力のすべてを味わうことが出来る。
日本では胡弓と呼ぶことが多いが、中国では二胡と呼ぶこの二本弦の擦弦楽器は、その「胡」という名前が教えるように、おそらくはシルクロード起源で異民族の楽器だった。それが中国に伝わり、発展した。二胡の仲間には京劇で使う京胡の他に、高胡、中胡、板胡、椰胡など様々な種類があり、楽器に使っている素材や大きさがかなり異なる。地域によっても音楽によっても、その使う楽器は変わるのだ。独奏楽器として二胡が活躍をし始めたのはそう古い話ではなく、19世紀以降だと言う。20世紀に入って、劉天華(1895〜1932)などが二胡の演奏・作曲の近代化を進めた結果、独奏楽器として地位が高まった。
二胡の演奏の難しさは、なんと言っても竿と二本の弦が離れていることにある。西欧のヴァイオリン属のように、弦を指板に押さえつけて音を出すのではないから、まず音程を正確に取るのが難しい。そして弓は二本の弦の間に挟まれており、内側と外側の両方を使って弦を擦るのだ。京胡など竿が短く高音の出る楽器は、ポジションの移動もないが、二胡は音域が広く、そのポジションの移動もまた難しくなる。いわば宙に浮いた状態の弦を鳴らすのだから、それが如何に難しいかはヴァイオリンなどを弾いた経験のある方ならよくご理解頂けるだろう。
それを考えると、二胡という楽器でクラシックの楽曲を演奏したり、また中国の伝統音楽以外の作品を演奏するのがかなり困難であることは想像がつく。
しかし、姜さんの演奏はそんなことを微塵も感じさせない。自由自在に歌って、その楽曲の魅力を引き出してゆくのである。今回のアルバムには、これまで姜さんがコンサートなどでもよく手がけてきた作品と、これから彼女が挑戦して行きたいと考えているジャンルの作品が集められた。シルクロードを介して、遥かにつながっているジプシー音楽やクラシックの楽曲、そして現代の作曲家たちの作品。姜さんがこれまで求めてきた足跡と、そしてこれからの可能性が詰まっているアルバムだと言えるだろう。「オペラが好きだった」という姜さんらしい選曲でもある。
二胡以外にやはり中国の楽器である琵琶と揚琴などを使って、西洋の音楽に挑戦しているのも面白い試みだ。

片桐 卓也

■資料提供:ビクター・エンタテインメント

内容詳細

中国の民族楽器、二胡の名手であるジャン・ジェン・ホワ。坂本龍一、加古隆らの作品とビゼーやプッチーニなどのクラシックの名曲を二胡で奏でる。そのオリエンタルな響きに心が安らぐ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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評点をまちがえています。7点です。

投稿日:2002/05/05 (日)

評点をまちがえています。7点です。

絶対零度 さん | 大阪市 | 不明

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姜建華さんの演奏はとても堂々としていて立...

投稿日:2002/05/05 (日)

姜建華さんの演奏はとても堂々としていて立派なんですが、ちょっとヴァイオリンコンプレックスも感じられます。クラシック名曲よりも坂本龍一や加古隆の曲のほうが私は好きです。

絶対零度 さん | 大阪市 | 不明

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とても深く、アジア人にとっては懐かしく響...

投稿日:2001/12/09 (日)

とても深く、アジア人にとっては懐かしく響いてくる音色です。ツィゴイネルワイゼンなどは、バイオリンとは弦の数がかなり違う二胡でこんなに見事な音域を聴かせてくれるのか!と衝撃でした。

sakana さん | chiba | 不明

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ジャン・ジェンホワ (姜建華)

カラヤンや小澤征爾にも絶賛されたというニ胡奏者・姜建華ジャン・ジェンホウ。中国で生まれ、10歳にて二胡を始める。13歳の時に上海を訪れた江青女史に認められ、13歳にして最高学府の北京中央音楽院に入学、14歳にして中国代表の二胡ソリストとして上海交響楽団と共に世界ツアーを経験、16歳の時に中国を訪れたカラヤンと小澤征爾氏の前で中国を代表しソリストとして演奏し感涙を誘い、その後、小澤征爾氏がアメリカに

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