ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲全集、ほか マゼール&クリーヴランド管弦楽団(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SB5K93045
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

マゼール&クリーヴランド
ベートーヴェン:交響曲全集(5CD)

発売当時、賛否両論を招いた演奏ですが、今聴くと細部の凝った仕上げや、各パートがやたらに聴こえる録音など実に面白く、とてもユニークな全集と感じさせます。
 交響曲のほか、『フィデリオ』序曲と『エグモント』序曲を収録しています。


■交響曲第1番ハ長調作品21
 1978年4月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第2番ニ長調作品36
 1978年4月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
 1977年10月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第4番変ロ長調作品60
 1977年10月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
 1977年10月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
 1978年2月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第7番イ長調作品92
 1978年2月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第8番ヘ長調作品93
 1978年4月、メソニック・オーディトリアム
■交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
 1978年10月、メソニック・オーディトリアム


ルチア・ポップ(S)
エレナ・オブラスツォワ(Ms)
ジョン・ヴィッカース(T)
マルッティ・タルヴェラ(Bs)
クリーヴランド管弦楽団&合唱団

ロリン・マゼール 指揮

1977〜1978年ステレオ録音

総合評価

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数多くあるベートーヴェン交響曲全集の中で...

投稿日:2018/01/01 (月)

数多くあるベートーヴェン交響曲全集の中でも特異的で個性的なもの。まずオーケストラの練習場の指揮者の後ろででリハーサルを聴いているような録音の特異さに耳を奪われる。メジャーレーベルの商品とは思えないB級感。管弦楽や合唱団のパートが分離して浮かび上がるようなサウンドで、ホールで溶け合って響くような自然さはない。しかし、アマチュアで演奏する人などには細部までくっきり聴けるので役だつだろう。演奏はともかくまず癖のある録音で好悪がはっきり分かれるだろう。恐らくマイクを通常よりかなり多く設置して、丁寧にミキシングして音の分離の良さを追究したのが録音制作者の意図ではないか。デジタル録音はまだほとんどなく、まだ4チャンネル録音など今は廃れた技術のLPが出回っていた時代。大型の高級オーディオがもてはやされていた時代だけに、大きな部屋で大音量でアンプやスピーカーの性能を聴くためのオーディオ的な面白さを意図したものだろう。演奏は70年代のCBS時代のマゼールらしくクールで快速で造形的にもスポーティーなものだ。編成が小さく、3,5,7,9番以外は悪くないが、さすがに奇数番号の大作は苦しいものがある。特に第九の第4楽章は独唱者が豪華なだけにむなしく響く。マゼールのコンセプトは実験的であるが、基本的に従来型の演奏論の枠をでたものではなく、室内楽的編成による精妙さや響きの温かさや斬新さというメリットは感じられない。決して意欲は感じられない演奏ではないが、この癖のある録音とクリーブランド管弦楽団の明快ながらも潤いのない響きは実に特異である。よくこれでマゼールが了承したなと不思議にさえ思う。ここではDGやDecca、Philips、EMIに録音していた60年代のものや80年代の録音に比べればマゼールらしいあざといデフォルメは影をひそめている。その分この録音は面白みもないと思うが。こういう無類に変わった商品は貴重なのでマニアを自認するむきは是非ともライブラリーに加えておくべきでしょう。そういう意味で1〜2点にはしません。しかし、一般的愛好者に対しては、マゼールのベートーヴェンなら60年代初頭のDG録音の5,6番やソニーが来日公演時に録音したウィーンフィルとの5番が良いでしょう。あとはライブ音源の発掘を待ちましょう。 蛇足ですが、物言えば唇寒しで一個人の私的感想に噛みついている幼稚で冷静さを欠いたレビューアーが、昨今目立っているようで、書き込みはやめるつもりでいましたが、この音源だけには一言物申したいので久し振りに一筆啓上しました。ほとんどは他人事ですが、ここは、某掲示板サイトではなく各自の意見感想を述べるレビュー欄なので、議論や讒謗をものする場ではないでしょうね。忙しいこともありますし、書く暇があれば聴けということで。まあ、次の書き込みは何年後のことか。

eroicka さん | 東京都 | 不明

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マゼールは好きだが、正直あまり期待しない...

投稿日:2007/04/01 (日)

マゼールは好きだが、正直あまり期待しないで安いので買ったが、大正解。カラヤンのベト全が「オケがまるで一人のソリストに弾かれているようにシンクロしている」とすると、このマゼールの演奏はまるで弦楽五重奏に数人の管楽器を加えたような室内楽的な演奏。ベト全は数十種集めたが、個性が光る一組で持っていて損はない。

平成のヨハネス さん | 大阪 | 不明

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録音がドライ気味で、各パートが明瞭に分離...

投稿日:2006/07/08 (土)

録音がドライ気味で、各パートが明瞭に分離し、内声部が透かし彫りのように浮かび上がる。よく「顕微鏡で分析したような」という表現があるが、これがまさにそれという感じがする。音がブレンドせず、室内楽的にまとまって聞こえる。各パートを別々に取って、後で合成したかのような、特異なベートーヴェンだが、それでも、ちゃんと聴けるのは、オケがべらぼうにうまいからだろう。

七海耀 さん | さいたま市 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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