CD 輸入盤

交響曲第1番『巨人』(1985ライヴ)、『さすらう若者の歌』 テンシュテット&ロンドン・フィル、ハンプソン

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LPO0012
組み枚数
:
1
レーベル
:
Lpo
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

テンシュテット/『巨人』『さすらう若者の歌』

テンシュテット指揮によるマーラー『巨人』が登場。なんといってもこの指揮者の十八番であり、これまでセッション録音(1977年、ロンドン・フィル)とライヴ録音(1990年、シカゴ響)の2種がありましたが、今回は手兵ロンドン・フィルとの実演レコーディング、しかもこれが初登場となります。
 1985年といえば、テンシュテットが喉頭癌を発病した年でもあります。この『巨人』のコンサートの8ヵ月後、アメリカ演奏旅行中のテンシュテットは喉に違和感を訴え、病院で診察を受けると喉頭癌であることが判明、その後入退院を繰り返し、小康状態にある時はつかの間の復帰を果たしたものの、残念ながら「奇跡の復活」はならず、1998年1月12日、テンシュテットは北ドイツのキールの自宅で静かに世を去ることとなります。71歳の生涯でした。
 今回のアルバムに収録された『巨人』は、癌告知前、テンシュテットがまだまだ元気だった頃のライヴで、かの第九より7ヶ月前ということもあって、爆発的な盛り上がりを見せる演奏が期待されます。

 カップリングは、『巨人』と使用動機などで密接に関連する歌曲集『さすらう若者の歌』。バリトン独唱は、前年の1990年2月にバーンスタイン&ウィーン・フィルと共演してこの歌曲集を歌っていたトマス・ハンプソン。2年連続での強烈なマーラー指揮者との共演ということになります。なお、テンシュテットはこの作品のセッション録音を残していないため、今回のリリースは、大変に有意義なものといえるでしょう。
 当時の新聞評も好評で、デイリー・テレグラフ紙は、「オーケストラは、美しい集中力を発揮して、マーラーの『さすらう若者の歌』を伴奏していた。」と指揮者とオケを絶賛、一方、ザ・タイムズ紙は、「トーマス・ハンプソンは、いたるところで印象的に長いラインを引き伸ばしていた。うらやましいほど多彩な色彩感を歌の間や中から紡ぎ出していた。」とハンプソンの歌唱を絶賛しています。

・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウス・テンシュテット(指揮)
 録音時期:1985年2月12日(ライヴ)
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

・マーラー:歌曲集『さすらう若者の歌』
 トマス・ハンプソン(Br)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウス・テンシュテット(指揮)
 録音時期:1991年9月26日(ライヴ)
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

収録曲   

  • 01. Lieder eines fahrenden Gesellen
  • 02. Lieder eines fahrenden Gesellen
  • 03. Lieder eines fahrenden Gesellen
  • 04. Lieder eines fahrenden Gesellen
  • 05. Symphony no 1 in D major "Titan"
  • 06. Symphony no 1 in D major "Titan"
  • 07. Symphony no 1 in D major "Titan"
  • 08. Symphony no 1 in D major "Titan"

総合評価

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EMIの全集をひとまわり聴いたのでLPOやBBC...

投稿日:2011/06/28 (火)

EMIの全集をひとまわり聴いたのでLPOやBBCをもう一度聴きなおしてようと思い・・・録音の悪名高い85年盤。邪道ですがバランスの左をやや強くし、ヴォリュームは大きめで聴いてみると、テンシュテットがいかにライブの人だったか、20世紀を代表するマーラー指揮者のひとりだったか、そしてさらにテンシュテットの棒にLPOが必死でついていっている様子が手に取るように分かります。この会場にいたかったな、と思いました。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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演奏は文句無く「最高」なのだけど、録音が...

投稿日:2007/04/28 (土)

演奏は文句無く「最高」なのだけど、録音がよくないので最高の評価はできない。好みで言えばEMI盤よりも「好きな」音質ではあるが、つくづくテンシュテットってのは録音の音質で損をしてる指揮者だと思う。まぁラジカセで聴く分には遜色ないので、OKということにしておいた。 それにしても、ロゴなのだろうか、ジャケットなどに執拗に登場?するヒトデ型のマークは何なのだろう?

ジョックン さん | 静岡県 | 不明

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あるまじろさん、それはここで書くべきじゃ...

投稿日:2007/01/01 (月)

あるまじろさん、それはここで書くべきじゃないでしょう。このディスクの評価を不当に評価を下げるだけです。この演奏はテンシュテットにしては加速度が加わり、オケの高揚をテンシュテットが抑えている感じがします。最も熱狂的です。

ハンガー さん | 関東 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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